珠崎 櫻の神社と直会ブログ

珠崎 櫻の神社と直会ブログ

全国500ヶ所以上の神社を紹介してきた作家 珠崎 櫻が
知られざる神々の物語やグルメを紹介するブログです

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東国三社のひとつ、香取神宮。
去年から何度も訪れています(´∀`)
 
数少ない「一の宮」と称される、非常に格式の高い神社になります。
全国の香取神社の総本社ですウインク
 

下総国一宮 香取神宮(*'ω'*)

 

 

 

○神社の位置

最寄り駅は佐原駅あるいは香取駅です。
ただし佐原駅からタクシー10分、香取駅から徒歩30分なので、最寄りと言っていいのか・・・滝汗

 

さすが一の宮、一の鳥居がめちゃくちゃ立派です。

 

筆者が訪れた時はお祭り状態で、屋台とか出ておりましたデレデレ

 

お化け屋敷があって、ちょっと昭和情緒にキュンとしましたドキドキ

 

○本殿

本殿は正面柱間三間の流造、そして後庇を加えた両流造りです。
屋根は、鉄と見せかけて実は桧皮葺です✨

 

境内からちょっと離れたところに、奥宮があります。

 

本殿と奥宮はほぼセットなので、ぜひ参拝に訪れた際にはこちらにも訪れていただきたいです。
というのも、本殿と奥宮は祀られている神様が同じです。
奥宮には、本殿で祀られている神様の心の一部、一面が特化して祀られているような感じですデレデレ
とても活動的な魂が祀られてるので、奥宮で決意表明すると非常によいですウインク
 
もうひとつ、ぜひ訪れていただきたいのが要石です。
奥宮の非常に近くにあります。
要石は地中深くまで続いていて、この石が大鯰(おおなまず)を抑え込んでいると言われています。
それで、大きな地震が起きないようにしているとか。
大鯰の頭と尾を、鹿島神宮と香取神宮で抑えていると言われているので、むちゃくちゃデカい鯰ということになりますゲッソリ
 

 

○御祭神

御祭神は、
経津主神(ふつぬしのかみ)
ですデレデレ
 

 

○御祭神エピソード

経津主神は『日本書紀』にのみ登場する神様になります。
登場するシーンとしては、国を平定するべく大国主命(おおくにぬしのみこと)に交渉に訪れる「国譲り」の場面です。

 

古事記は国内向けの歴史の教科書的な役どころがあるからなのか、エピソードはひとつしか記載されておりません。

日本書紀は海外向け学術書的な役どころがあるからなのか、編纂時に語られていた同じシーンの複数バージョンが書かれていますウインク

 

たとえば、本書では、

高皇産霊尊(たかみむすひのみこと)が神々を集めて交渉人として誰がいいか話し合います。

神々たちに経津主神が選ばれ、そこに武甕槌神(たけみかづちのかみ)が自ら名乗りをあげて、2柱で説得に赴くのです。

大国主命的には、自分の子供である事代主神(ことしろぬしのかみ)的にOKならOKだったので、息子に聞いて~と言います。

で、事代主神に聞くと無事OKをもらえました。

それで大国主命は自分が地を平定した時に使った広矛(ひろほこ)を2柱に渡して、息子とともに隠遁することを決意し、国譲りは無事成されることになりました。

・・・というエピソードが書かれていますデレデレ

 

別の書では、天照大神(あまてらすおおみかみ)が2柱を大国主命に交渉に行かせ、大国主命と事代主神にアッサリ了解をもらって帰ってくる(矛をもらうイベントなし)という内容になっていたり。

 

また別の書では、ファーストコンタクトで大国主命に「疑わしい」と拒否られ、一旦引き下がり、再び赴いて「ひとつひとつ取り決めていこう。今お前がやっている政事(まつりごと)を皇孫が行って、神事をお前がやるってことで役割をわけよう」と改めて提案して了解をもらう、という内容になっていたり。

 

伝えられている複数のエピソードをそれぞれ記載して、「多分これが一番信憑性が高い」というのを本書にしているのかと思われます。

しかし、この本書と古事記と内容がやや異なります真顔

 

そのため、国譲りは本当にたくさんのエピソードがあって、研究すればするほど沼にハマる・・・と筆者は思っています。

ちなみに筆者は、古事記エピソードが一番好きですデレデレラブラブ
 
 

○直会(なおらい)タイム

さて、香取神宮は参道にいくつもお店が出ており、時に屋台なんかも出ております。

筆者が訪れたときは、たまたま結構多くの屋台がありました。

時代なのか、10円パンの屋台がいくつか出ていましたね~。10円パンなのに500円かかるのが、毎回「むぅ・・・チーン」と思ってしまいます←

 

筆者は鮎の塩焼きが大好きなので、鮎の塩焼き屋台を見かけると絶対買ってしまいます。

鮎の塩焼きの塩加減は、焼き人のセンス。
時々むっちゃしょっぱい時がありますが、今回の鮎は素敵な塩具合でした。
なお、頭も内蔵も全部食べ尽くす派ですニヒヒラブラブ
身がホロホロで美味しい鮎でした音譜
 
ごちそうさまでした☆
 

 

○最後に・・・

香取神宮および全国の香取神社に祀られている経津主神は、交渉成功の実績がある神様。

なので、これから仕事を立ち上げる、あるいは仕事で何か交渉しなきゃいけない、って方は、参拝するとよいかもですウインク
もちろん、「お願いごと」をするのではなく、まずは本殿で「ご挨拶」

奥宮に行って、「決意表明」をいたしましょう!

そんなふうに、祀られている御霊に合わせて参拝いただければと思います(´∀`)ラブラブ

 

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玉崎 櫻(たまさき さくら)

 連絡先:sakura.tamasaki@outlook.jp

 ※お仕事の依頼はこちらからお願い致します。

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正月三が日というと、まずは明治神宮に初詣。

 

 

1/2は一般参賀で皇居に訪れ、陛下の勅語(御言葉のこと)を賜りまして。

1/3に私が崇敬する神社に訪れることを常としていますデレデレ

 

今年は令和6年能登半島地震により一般参賀は急遽とりやめとなりましたので。

予定を一日繰り上げ、1/2に訪れました!ニヤニヤ

 

上総一ノ宮 玉前神社(*'ω'*)

 

 

 

○神社の位置

最寄り駅は上総一ノ宮駅です。
地図でみるとわかりますが、九十九里浜からそんなには離れてません。
ガッツリってほどではないけど、海産の鮮度や美味しさに港町らしさを感じますデレデレ

 
駅から徒歩10分弱くらいのところに、鎮座しております。
さすが正月2日目なので、参拝者が多く、列をなしていました。
平安時代にまとめられた『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』
名神大社(みょうじんたいしゃ)としてその名を列せられている古社なんです。

 

『延喜式神名帳』とは、延長5年(西暦927年)にまとめられた『延喜式』の巻九・十のこと。

つまり、今から約1100年くらい前からあったということですポーン

その頃から、こんな風に列をなして参拝客が訪れていたのですかねえ?デレデレ

 

○本殿

黒漆塗りの権現造り、というなかなか珍しい社殿。

何度見ても、カッコイイです✨

建築様式は大唐破風・流れ入母屋権現造りで、銅板葺き。
一見男性の神様を祀っているかのような風貌ですが。
めっちゃ海の女神様を祀っている神社ですウインク
 
お正月なので、お神酒ならぬ甘酒をいただきました!
優しい甘さで、胃袋と心が癒やされましたデレデレ

 

 

○御祭神

御祭神は、
玉依姫命(たまよりびめのみこと)
ですデレデレ
 

 

○御祭神エピソード

『古事記』には、こんなエピソードがのっています。
 
海の神の娘豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が夫日子火火出見命(ひこほほでみのみこと)
と結婚し子供ができました。豊玉姫命は、御子は地上で生むべきだと考え、
夫にそのように伝えます。
地上で生む時、その姿を絶対に見ないようにといい添えて。
 
そして御子鵜茅葺不合命(うがやふきあえずのみこと)を出産するのですが、その姿を
日子火火出見命は見てしまいます。
自分の本当の姿を見られたことで豊玉姫命は「一緒に暮らせない」と思い、妹の玉依姫命に
その御子の養育を託して、海へ去ってしまいました。
 
玉依姫命は鵜茅葺不合命を養育し、やがて結婚します。
叔母と甥っ子で結婚することになるんですねデレデレ
 
どうでもいいですが、古事記では「これやっちゃだめよ」と言われているのにやっちゃう
神様多すぎですムキー
で、大概やっちゃう神様は男神なんですよね。。。ぼけー
 
 

○直会(なおらい)タイム

さて、そんな玉前神社のほど近くに、鯛出汁のラーメンがいただけるお店があります。

それが、Cafe&Ramen umikazeさんです。

 
千葉の県魚といえば鯛。
美味しい鯛がとれる漁場ということですニヒヒ
 
そんな千葉の鯛の旨味を余すところなく使って作ったラーメン🍜
期待しかありませんウインク
 
こちらのお店では「鯛出汁ラーメン」と「濃厚鯛出汁ラーメン」とありますが、
筆者は断然「濃厚鯛出汁ラーメン」をオススメします!
濃厚といっても、スープがコンポタ化するのではなく。
出汁の旨味が濃厚になる、という感じなんでスープの塩分濃度は高くなく。
なんなら、完飲できますニヒヒ
鯛の上品な旨味がとことん溶け込んでいて、めちゃくちゃ美味しいです。
しつこくなく、するするといただけちゃいますウインク
 
写真奥に見えるのが、鯛のほぐし身が乗ったごはんです。
サイドメニューで頼むことができます。
鯛のほぐし身はしっかりとした塩味と白身特有の旨味があり、これがラーメンスープに
めちゃくちゃ合うんです。
優しいお出汁に溶け込む香ばしい白身魚といった感じ。
ゆずで後味スッキリするのも、小憎い演出です酔っ払い
 
めちゃくちゃ美味しかったです!
ごちそうさまでした☆
 

 

○最後に・・・

正月は、天照大神を祀る神社、あるいはその直系を祀る神社と、土地神様、そして崇敬する
神社へご挨拶に参拝されることをオススメします!
神様にご挨拶し、新しい年を豊かな気持ちで迎えていただければと思います(´∀`)ラブラブ

 

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玉崎 櫻(たまさき さくら)

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半年ほどこちらのブログを放置してしまいました。。。

新しい年になり、気持ち改めて、きちんと定期的に更新していこうと思います!ニヤニヤ

 

初詣は、いつも明治神宮と決めております。

 

 
JR原宿駅の裏っかわに鎮座する、かなりアクセスしやすい神社です。
東京で一番格式が高い神社といって過言でないでしょうデレデレ
 
第一の鳥居
本殿
 
御祭神を知らない方が、結構多いんですよね。
御祭神は、第122代天皇の明治天皇とその后である昭憲皇太后です。
 
この2柱に新年のご挨拶と、気持ち新たに決意表明してきました。
もし、訪れる機会があれば、ぜひ参拝してください。
こちらの神社は、日本人なら必ず訪れるべき神社ですので(`・ω・´)
 
 
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします!キラキラ
 
水道橋というと、東京ドームが有名ですが。
実は駅を挟んで反対側の駅近に、ひっそりと鎮座している神社があります。

それが、三崎稲荷神社です(*'ω'*)

 

 

 

○神社の位置

降りて歩いてみると、その近さに驚きます。
え、こんなところにあったの?的な。
冗談じゃなく、駅から徒歩40歩くらいのところに鎮座しているんです。

 
創建は定かではないですが、仁安の時代(西暦1166年~1169年)あたりではないかといわれています。
しれっと850年くらいの歴史がある、ということですよねポーン
再建しているでしょうから見た目からはわからないですが、実は何百年単位で歴史があるという神社が、本当に日本には数多くありますデレデレ

 

 

○本殿

道路沿いにひっそりと立つ鳥居。

 

本殿はこちら。

こじんまりとして、かわいらしくまとまっている感じです。
赤と白の色使いが、鮮やかです🌟

 

 

○御祭神

 

御祭神は、
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
神大市比売(かむおおいちひめ)
大物主命(おおものぬしのみこと)
ですデレデレ

 

○御祭神エピソード

この神社の御祭神のラインナップ?を見てすぐに分かるのは、「親子神を祀っている」ということです。
 
建速須佐之男命(夫)と神大市比売(妻)が結婚し、2柱の間に生まれた娘神が宇迦之御魂神になりますデレデレ
実は宇迦之御魂神の前に大歳神(おおとしのかみ)が生まれているのですが、なぜか入ってません。
その代わり、大国主命が合祀されています。
 
大国主命は、建速須佐之男命の直系の昆孫(6代目の孫)にあたります。
ですが、これは古事記に記載されている続柄で、日本書紀では異なるのです真顔
 
日本書紀の第八段の本文は、かの有名な八岐大蛇(やまたのおろち)を退治するエピソードが語られています。
脚摩乳(あしなづち)と手摩乳(てなづち)という老夫婦の娘・奇稲田姫(くしいなだひめ)を八岐大蛇から守るべく、素戔嗚尊(すさのお)は勇敢に戦い勝利します。
そして出雲の地で奇稲田姫と夫婦になるのです。
この2柱の間に生まれた子が大己貴神(おおなむちのかみ)、いわゆる大国主命なのです。
 
つまり、古事記エピソードでいうところの親子と、日本書紀エピソードでいうところの父子が、この神社には祀られているということなのです。
もしかして創建した方は、建速須佐之男命ならびに素戔嗚尊の親子を奉りたくて、この社を構えたのかもしれませんウインク
 

神様のラインナップから、そんな想像を巡らすのも神社巡りの醍醐味ですデレデレドキドキ

 
 

○直会(なおらい)タイム

さて、そんな三崎稲荷神社のほど近くに、とんでもなくビッグな焼き鯖がいただけるお店があります。

それが、さばめしの鯖匠さんです。

 

 

土日ともなると、オープン前から行列が出来る人気店。

入り口からシブイです。

こちらのお店では、さばめし・タレさばめし・ネギさばめし・梅さばめしの中からチョイスしてオーダします。

もう徹底的にさばを喰って楽しめ!ってことに特化したお店なのですデレデレ

ネギ好きな筆者は、ネギさばめしをお願いしました。

 

オーダーが入ってからさばを焼き始めるので時間は少々かかるものの、さばを焼くいい匂いがあまりにテロなので、待っている時間もワクワクで楽しいですちゅー

そしてやってきたのがこちら。

多分吉牛の牛丼(並)くらいのサイズが丼。

そこに、全力ではみ出る焼き鯖。

さらに鯖にこれでもかとドカ盛りしているネギ。

そのあまりの規格外の大きさに、驚きを通り越して笑ってしまいますw

 

最初は鯖をほぐしてご飯にまぜまぜして食べます。

鯖の香ばしい脂と白米の甘みが相俟って、とんでもない美味しさに仕上がっているんです酔っ払い

ある程度食べたら薬味を入れて味変。

最後はお出汁をかけて、茶漬けにしてかっこむ。

けっこうな量なのに、味変するたびに違った表情を見せる鯖の味に、最後まで飽きさせませんウインク

 

筆者は、ガーリック鯖もオーダ。

ガーリックと鯖って合うの?と思っていたのですが・・・。

とんでもなく合います!酔っ払い酔っ払い酔っ払い

ガーリックの旨味と鯖の脂の深みが、各々の個性を殺すことなく、いい感じに共存しているんです。

そうして、立派な酒のアテに成長してました。

いやあ、これで日本酒3合はいけそうです酔っ払い酔っ払い酔っ払い酔っ払い酔っ払い

 

とんでもない美味しさでした!

ごちそうさまでした☆

 

○最後に・・・

父と子、あるいは母と子の組み合わせで祀られている神社は多いですが、父・母・子で祀られている神社は意外とレアです。
しかも、古事記と日本書紀とそれぞれ網羅した組み合わせ、というのはかなりレアかも?にっこり
 
もしお子さんがいる方や、ご両親と神社行くのに抵抗がない方は、ぜひ親子で訪れて参拝いただきたいです。
そのほうが、祀られている神々が喜ぶかもしれません(´∀`)ラブラブ

お近くに訪れた際には、ぜひぜひ!

 

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玉崎 櫻(たまさき さくら)

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福島県遠征!
福島県は、何気にお初です。

初回は、福島県二本松市に鎮座する木幡山隠津島神社をご紹介します(*'ω'*)

 

 

 

 

 

 

○神社の位置

ローカルな鉄道が通って入るものの、車がないとたどり着けない山の中腹に鎮座しているため。

地図が参考になるようなら、ならないような・苦笑

 
一の鳥居や二の鳥居は麓にあります。
山にへばりつくように参道があるため、なかなかの急勾配を登っていきます。
大変ではありますが、その分途中途中で絶景を楽しめます。

 

 

○本殿

とはいえ、山道を登っていくせいか、参拝客は少ないです。
景観を思う存分楽しみつつたどり着く本殿&拝殿がこちら。

 

当時の藩主の命を受け、寛政元年(西暦1789年)に造営をスタート。
拝殿は寛政6年(西暦1794年)5月竣功となり、本殿は寛政12年(西暦1800年)4月に竣工となったそうです。
つまり230年ほどの歴史ある社ということですねポーン

 

 

 

○御祭神

 

御祭神は、
宗像三女神
ですデレデレ
ただ、通常宗像三女神といえば
 
多紀理毘売(たぎりひめ)
多岐都比売(たぎつひめ)
市寸島比売(いちきしまひめ)
 
なのですが、こちらの神社では
 
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
隠津島姫命(おきつしまひめのみこと)
 
の3柱を宗像三女神とし、祀っています。
 

 

○御祭神エピソード

昨今では市寸島比売という名前が圧倒的に有名ですが、この女神を隠津島姫命と古(いにしえ)の自体から称されており。

日本書紀に、その旨エピソードの記載があります。

 
そもそも宗像三女神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)とその弟・素戔男尊(すさのお)が、天にある天安河(あまのやすかわ)を挟んで向き合い、誓約(うけい)をした際に生まれた女神です。
誓約とは、行動を起こす前にその結果がどうなるかを事前に言って、いざ行動をした際に言った通りになるかどうかで吉兆をみる、いわば占いの一種になります。
 
素戔男尊は天照大神に会いに訪れた際、自分の居場所に攻め込んできたと勘違いした姉に対し、邪心がないことを証明するため、誓約を行ったのでした。
その結果、素戔男尊の娘として3柱の女神が成ったことで、邪心がないことが証明されました。
 
で、日本書紀の第六段、一書(第一)に描かれた誓約エピソード。
姉弟は対峙したまま、儀式を進めます。
まず天照大神が、素戔男尊が持っていたとてつもなく大きな剣を食べます。
食べたことで生まれた神様が、瀛津島姫(おきつしまひめ)なのです。
先のよりやや小ぶりの剣を食べて成ったのが、湍津姫命(たぎつひめのみこと)
さらにさらも小ぶりの剣を食べて成った神様が、田心姫命(たごりひめのみこと)
・・・になります真顔
 
社務所にいらした神職さんに、なぜ市寸島比売ではなく隠津島姫命となっているのか質問してみました。
回答としては「わからない」だそうです滝汗
昔から、ずっと、御祭神の一柱は「隠津島姫命」となっていたそう。
多分創建した方、あるいは氏子の中に、特にこだわりを持って「隠津島姫命」を祀る、と決めた方がいらっしゃうようですね。
 
こんなふうに、昔から連綿と続く歴史が語る、不可思議や習わし。
こういうものを、筆者は大好物ですドキドキ
 
 

○直会(なおらい)タイム

さて、そんな木幡山隠津島神社の境内に、なんと神職さんさんが一つ一つハンドドリップで丁寧に淹れたコーヒーを楽しめるカフェがあるんです!

それが、こはたCafeさんです。

 

 

落ち着いた空間で、自然豊かな景観を楽しみつつ、美味しいコーヒーがいただける。

しかも淹れてくださっているのは神職さん、という。

どこを切り取っても非日常感満載のCafeですデレデレ

 

プリンが名物みたいですが、この日は売り切れえーん

ということで、こはたブレンドとガトーショコラをオーダー。

ブレンドはその店独自の味が出やすいですが、こちらのブレンドは非常に飲みやすい。

それは酸味や苦味がそれほど突出していない、非常にまろやかな口当たりだからだと思います。

でもコーヒー特有の味わいというか、深み自体はしっかり感じられる。

多くの人に愛される味わいに仕上がっていました!ちゅー

 

ガトーショコラの濃厚さは、チョコレート好きご垂涎のガツンと甘みがくるよう仕立てられています。

でもしつこくはない。そこが素晴らしい。

甘さ控えめの柔らかない生クリームとともに、美味しいスイーツを楽しみましたデレデレ

 

とっても美味しかったです!

ごちそうさまでした☆

 

 

○最後に・・・

宗像三女神は海や海辺に鎮座する女神様たちなので、山の社で祀られているのは不思議な感じがします。
でもそれは変ということではなく。
多分何らかの理由があり、時の藩主がこの地に祀ったのだろうなと。
そういう諸々を考えると、神社参拝がさらに楽しいものになっていきます。
ぜひ、ドライブがてら、ご参拝ください(^ω^)
 

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玉崎 櫻(たまさき さくら)

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