片付けから始まった 将来の夢の始まり
いままで、夢を持てなかった
そんな自分を、空っぽな自分だと表現した。
見つけようとあがいても
どんどん視界は狭くなっていく。
そして何も見えなくなった時。
私は絶望を味わった。
もう何をしても無駄だと、あがく四肢を止めた。
もう後は流れるままに、と。
気がつくと、何にもない草原にいた。
何にもないんだ。ただ草や風があるだけ。
でも、やけに私の心を温めた。
絶望し、自暴自棄となった私が行き着いた場所は
今の あの場所だった。
息を吹き返す。
あの時まで、息が詰まって呼吸ができなくて。
いっそ死んでしまえばいいと思った。
何かあれば死ねばいい。
命を軽く見た私はそう思ったけれど
落ち着いていれば良かったね。
あの時の私は、そんな未来からの私の言葉も聞こえずに
あんな所に足をかけてしまったのだろうか。