大分前の事だとだが、市の広報紙のあげます・下さいコーナーに「雑種差し上げます」とあり、オトン・オカン・妹がそのお宅に向かった。
で買ってきたら白にお頭の一部が茶色の可愛い雑種のワンコだった。
名前はメール「呼ぶ時はメルだった」となり、近くのドクターに見てもらったら「凄い交雑種だ!」と言われた。
初めは外に犬小屋で飼ってたんだけど、夜中に凄い雷で見に行ったら「入れて!入れて!」感じだったので、玄関に座布団を置いて体を拭いて一晩過ごさせた。
そしたら次の日からそこが自分の居場所と思ったようで、当然のように居座る。
で…「まぁ良いか」となり、玄関が新しい居場所になった。
初めは耳が垂れて散歩で「ブランド犬ですか?」と言われたりしたが、成長とともに柴犬っぽくなった。
現在みたいにペット産業が盛んではなかったので、ご飯は人間の残り物・ミルクも人間用をそのまま飲ませていた。
そして10年くらい経った位から調子が悪くなり始め、周一くらいで注射をしてもらった。
で俺が旅行に行く日、やっとこさ立ち上がって愛層を振ろうとする。
自分は「悪いけど遊びに行くから、帰ってくるまで元気でな」と抱きしめた。
そして帰宅日。うちに帰るとワンコが居ない。
自分が出掛けてそんなに経たず、「ギャン!」と叫んだので、ドクターに電話をしたらすぐ来てくれた様で、虹の橋を渡ったことを宣言されたそうだ。
自分は泣くことしか出来なかった。
それから暫くの間はワンコを飼おう…と言う気になれなかった。
そして17年くらい経って漸くワンコをお迎えする気になり、ショップや里親募集などを見漁ったが、あるショップで「この子良さそう!」ってワンコに巡り合えた。
写真を撮らしてもらい速攻で家に戻り、弟に「これ○○○のショップに居たよ!雌で○○万だけど」と言ったら、弟が「明日行こう!」ってことで話が進み、次の日店員さんと散々話し合った結果お迎えすることになった。
保険も掛けて色々な手続きを済ませて、ワンコをお迎えすることになった。
久しぶりのワンコでゲージや柵やでらで、予定金額ギリギリだったけど、今では我が家に欠かせないワンコになった。
近くに大きな公園があるので、17時までは子供の時間・それ以降はワンコの時間らしいので、お邪魔すると他の先輩犬飼い主さんが気持ちよく向かえ受けてくれて、今は公園をベースに朝夕お散歩に連れて行くのが日課になった。