「終戦記念日」のことを、
「敗戦記念日」と言うべきだと主張する人たちもいます。
しかし、私の身近な人たちは、
「戦争が終わって、よっかった」と、
「終わった」ことが何より嬉しかったと言うので
(もうB29に怯えなくてもいい、など)
私自身は「終戦」で構わないと思います。
毎年、この時期だけは、太平洋戦争のことが
メディアでとりあげられます。
戦争体験者の生の声を聞くこともあります。
(80代後半~90代)
先日、特攻隊に入隊させられて
(彼が言うには、「志願」ではなく「強制」だったそう)
出撃を目前にして終戦となった人が、
ラジオで話していました。
当時、出撃を命令されたことは、
「名誉なことで嬉しく、迷いは全くなかった」。
しかし、今、振り返ると、
「教育がすべて。教育の力は、恐ろしい」。
私の母も、軍国教育を受けた軍国少女でした。
戦後は、新たな教育の力の影響なのか、
いまだに、頑として、言い続けています。
「悪いのは、陸軍。」
「悪いのは、天皇の取り巻き。」
母の世代にとって、「常識」なのでしょうか。
海軍軍令部自ら反省会を、11年間に131回開催し
『証言録 海軍反省会』PHP(全11巻)が出版されているのに
母は、「陸軍と違って、海軍はよかったんや」と言い続けています。
戦後教育の影響なら、やはり教育の力はすごい。