先日、NHKテレビで放送された
謎解き!ヒミツの至宝さん「みんなに“救い”を 国宝・早来迎(はやらいごう)」
を、NHKプラスで視聴しました。
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024050425047?playlist_id=315f151f-ac05-4a18-8edb-e099968b3e9f
「早来迎」とは、京都の知恩院にある「阿弥陀二十五菩薩来迎図」とう仏画です。
鎌倉仏教のひとつ、法然の浄土宗の中心的な教理、
だれでも「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで救われる、
という教えを、絵にしたものです。
絵の右下に、往生者(今まさに亡くなった人)が描かれており、
阿弥陀如来が菩薩たちを従えて、超高速で迎えに来てくれて、
いざなう先の極楽浄土も、右上に描かれています。
ところで、菩薩たちは、いろいろな楽器を持っています。
どんな音楽を奏でているのだろう???
番組に出演していた音楽ユニットの3人に、
どんな音楽を想像するかを尋ねたら、
静かな音楽、元気でにぎやかな音楽、お祭り系、
と、三人三様で、興味深かったです。
どのように、死を迎えたいか、ということに通じると思いました。
そして、この絵から、私が感じとったのは、
「永遠の都」へのあこがれが、表されているということです。
この世がすべて、死んだらおしまい、
ではないということを、
いつの時代も、人は感じていたのだろうと思います。