かなり前ですが、
「夏休み子ども科学電話相談」で
小学生の子どもから、次の質問がありました。
【ぼくが、宿題をしたくないなあと思っていたとき、お母さんが「宿題したくないなら、今しなくてもいいよ」と言いました。
僕は、「そんなことないよ。宿題したいよ」と言いました。
どうして、心で思っていることと反対のことを言ってしまうのですか?】
これに回答したのは、「心と体」担当の女性でした(名前は失念)。
回答者は、まず、次のように言いました。
【私も、心と反対のことを言うわよ。最近も、こんなことがあったの。
お友達から、おみやげをいただいたの。実はそのおみやげ、私の嫌いなものだったの。
でも、お友達に「ありがとう、私、これ、大好きなのぉ~~」って言ったの。】
私は回答者の話を聞いて、複雑な気持ちになり、
しばらく頭を離れませんでした。
半年ほどたって、忘れかけていたところ、、、、
友人から、宅配便が届きました。
私が、ジャムやピールを送ったので、「お礼」だと思います。
ずしりと重く、高級そうな羊羹でした。
私は、ショートメッセージで、感謝とともに、
「これからは、お気遣いなく」
と送ったところ、
「驚かせて申し訳ありません。私の好きなものはクロフネさんも好きだと
思いこんで送ってしまい申し訳ありませんでした」
と平謝りされ、私はビックリもし、焦りもし、
「とんでもないです。羊羹は大好きです」と返しました。
そうしたら、「何よりもありがたいお言葉」と。
まさに、「子ども科学電話相談」のとおりになりました。
その友人というのは、
私が新卒で就職した会社の上司です。
80歳を越えています。
私はその人に、けっこうイジメられていたのですが、
不思議なえにしで、今では私を応援してくれています。
羊羹は、嫌いではないのですが、
糖質&カロリー制限をしている身。
積極的に食べたいとは思いませんが
大切に味わいたいと思います。