いきりジャンル太郎 | 黒田勇樹オフィシャルブログ「Surrea StringS」

黒田勇樹オフィシャルブログ「Surrea StringS」

黒田勇樹オフィシャルブログ「Surrea StringS」



昨日は演劇界のレジェンド

西田シャトナー氏に講評を伺うという

とても貴重なアフタートークがありました

感想についてはシャトナーさんのTwitterなどご確認頂ければと思うのですが

トーク後の帰り際に

「黒田劇を観るのは2本目だけど、全然雰囲気が違って

ジャンルに拘らずにやってるんだね」といった

言葉をかけて頂きました

商業演出家としては、2年目の駆け出しなので

色々試しているのも、勿論なのですが

この“ジャンル”という概念

僕は、出自が俳優なので

「どんなもんでも対応し、体現出来なければいけない」と思っていて

自分がプレイヤーからクリエイターにひっくり返った時に

“ジャンル”の置き場所が

他の作家さんたちの様な“スタイル”というより

“ツール”に装備されたのがデカいんではないかな、と思いました

普通に演劇の勉強して、演劇の土俵で戦っても

他の、早くから志していた方々に勝てないので

それプラス「漫画の描き方」を必死に勉強して

咀嚼し演劇に持ち込むという

不毛なアプローチをしていて

その中で、一番大事にしている

手塚治虫先生の「どんな作品でも“自分が本当に思っていること”を、

作品の竜骨(※りゅうこつ 船の真ん中に走らせる大事な木材)に、しなければいけない」

的な、考え方があって

そこを第一にしようとすると

創作の順番が

ジャンルや、テイストより先に

「今一番熱い、竜骨になりそうな“想い”選び」から始まることになり

その後、ソイツを

“一番上手に料理できるジャンル”を探す作業に入る為

あっちゃこっちゃジャンルが散らかるんではないかと自己分析しました

その一方で沢山の方に

「流石の、黒田ワールド」みたいなことも

言って頂けるようになってきたので

最終的には

“黒田ワールド”自体が、ジャンルになるといいなと

思いました

坪川内科メンタルクリニック、残り3公演!

師走のお忙しい時期とは思いますが

むしろ師匠たちも走って観に来て下さい!


あ!

Twitter

引用出来た!!