2017年9月18日時点での人生① | 黒田勇樹オフィシャルブログ「Surrea StringS」

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「黒田くんの人生は、今映画だとどんなシーンよ?」

誰かに言われた言葉が頭から離れない

ここまで撮影してきたシーンは変えられないけどここから先のシーンはいくらでも好きな様に撮れるのだ

自分の願う最高のラストシーンに向けて

どんな映画にしたいのか、どんなシーンが必要なのか

そういう風に人生について考えてみている

17才で映画監督を夢見て、31才で初監督、33才で監督作品がゆうばり映画祭に

ゆうばりの帰りの空港で「第一部 完!」と叫ぶほどの大事件だった

まずは自分のシナリオ虎の巻を見ながらここがストーリーのどの辺に来るのかを考えてみる

35才、人生70年だと考えるとちょうど真ん中辺り

すっかりシナリオ中盤、「観客誰もが驚くような大事件」に当たると思っていたのだけれども

虎の巻を見直せば見直すほど、「観客にストーリーを理解してもらうためのひとつめの事件」

まだ、前半3分の1終了間際のエピソードとしか思えない

ここまでの人生、色々あったぞ!!!てんこ盛りだったぞ!!!

ここまでで3分の1ってどういうことだ!!!

ミュージカル映画だったら5才から17才、いや34才まで1曲で処理されるぞ!!!

このあと、「観客誰もが驚くような大事件」が訪れるの?…俺、もう結構疲れちゃってるよ…

しかも、この大事件を乗り越えたあとには敗北やら立ち直りやらクライマックスが…

来ないと面白い映画になんないもんね

頑張るよ、俺