なんだか梅雨のような空模様。
お盆休み明け。頭が回らないですが、やらねばならない山積みの仕事を少しずつ片付ける。
夜は渋谷のラトリエへ。
みのりんプロデュースのエレメンツQuartetのコンサート。
チェコに纏わる音楽とお酒と写真の旅。
弦楽四重奏をベースに、一曲はピアノ五重奏も。
ヴァイオリンは☆でご一緒したそうちゃんと、5月に台湾でガイドしてくれたイーチェンちゃん。
お酒は立川のバーごと出張。
チェコの美味しいお料理もあり、写真スライドもあり。
とっても楽しく、盛りだくさんな企画。
コンセプトに合わせたカクテルもいくつか。
ノンアルコールカクテルもあったのでいただきました。
スイカのソルティー。
美味しい〜。
今回のメインはドボルザークのピアノ五重奏曲2番でした。
大好きな曲で、生で聴くのは久しぶり。
チェロの美しいメロディ、みのくんのドライブした音楽、クールなイーチェンちゃんのアシストぶり。
どこをとっても愉しい。
二楽章がとても美しいのですよ。
でも今日は旋律じゃなくて、いつもあまり追わない音が耳に飛び込んできた。
キラキラ、キラキラ。星が遠くで瞬いて。
その観えてくる情景が美しくて。
そして4楽章の終盤。
そうちゃんの一音に泣かされた。
4分音符を一拍ずつやり取りするだけのシンプルな部分。
その4分音符(時間にして0.5秒くらい)に凝縮された表情たるや。
参りました。
そして今回のピアニストの小田さん、素晴らしかったのです。バランス感覚や、音色感、タイム感、とにかく魅力的な音楽。
終演後お話させて頂いたのですが、ラトリエのピアノは珍しいピアノでした。
シゲル カワイのピアノ。
このピアノの特徴など小田さんから教えていただきました。
初めて聴いたこのピアノが、キラキラ体験の答えだったような気がします。
良い音を持ったプレイヤーが弾けば、どんなピアノだって(エレピですら)いい音がするんだけど。良い音を持つ小田さんが弾くこのピアノの音色感が、とてもとてもこのQuartetに合っていて良かった。
現在公共のホールにはまだ置いてないそうです。
もっと増えれば良いのに。
イーチェンちゃんとピアニストの小田さんと。
あ、後ろにそうちゃんも写ってる(笑)
それにしても、この企画は面白いなぁ。
大盛況でした。
素晴らしい。
弦楽器って、本当にいいなぁ。
人生10回くらいやってもやりきれない膨大なレパートリー。名曲の数々。
管楽器では到達できないレベルでの、静寂な音楽の実現。
生まれ変わってまた音楽をやるなら、是非とも弦楽器やりたい。
はー、愉しい夜でした。