アメブロに引越しする前からもカウントすると、このブログも13年くらい続いている。
日々のあれこれが中心なのに、いつもたくさんの方が読みに来てくださっており、ありがとうございます。






さて。アメブロにはどんな言葉を検索してこのブログに辿り着いたのかわかる、アクセス解析というものがあります。
結構面白いのでたまにチェックしてます。

私の名前での検索がやはり多いのですが、オーボエ関連のワードからいらっしゃってる方もある程度いる様子。

余談ですが「ギックリ鎖骨」が結構あるんだよなぁ(笑)
数年前に書いたブログですけど、鎖骨がギックリしたというネタですね。同じ考え方の人がいるかと思うと心暖まります。






そんな訳で。どーでも良いことと、たまに大切な告知とかばかりのブログですが。
オーボエに関することをちょこちょこと更新していこうかなと。
メッセージとかでも質問を受けることもあるのですが、オーボエを吹いてる皆さんに役に立つようなぷち情報を提供できればと思ってます。
オーボエを吹いていない方にはつまらない記事になりますが、「オーボエってこんなことやってんだー」と興味をもっていただけると嬉しいです。






てことで。
今回はリードは自作した方が良いのか問題。






色んなところでレッスンしてますが、「リードって自分で作った方がいいですか」という質問を、本当によくうけます。

いいも悪いも、ごちゃごちゃ言わず作ってみればいいでしょう
ゼロからリードを作るのはハードルが高いですよね。





工程や選択肢が多すぎて何からやったら良いのかわからない…て方も多いはず。






プロになりたい学生は、とりあえず今すぐ作り始めましょう。

そうでない愛好家の方はどちらでも良いと思います。今の時代は既製品のリードもたくさん種類がありますし、クオリティも格段にあがっています。
どちらにしてもメリットとデメリットがあります。


■リードを自作するメリット

•自分の好みに合わせて製作できる
•気候に合わせて常に調整できる
•長い目で見れば金銭的にお得
•手先が器用になる



■リードを自作するデメリット

•リード製作に時間をとられる
•初期投資にある程度お金がかかる
•良いリードが出来ないと精神的に追い込まれる
•性格がよりオタク志向に近近付く




という感じです。
ただでさえ変化の激しいリードを、自分の管理下で製作•調整できるのは大きなメリットです。
デメリットは時間とお金の問題でしょうか。
でもなんとかなります。ケーン(材)は途中まで加工されたものが多く販売されていますので、そういった物を使用すれば、ガウジングマシン等購入しないで時間短縮でリードは作れます。全て手で削ればメイキングマシンも不要です。








さて一方、完成品を使用する場合について。


■完成品リードを使用するメリット

•お金を出せばすぐにリードを準備できる
•大都市であれば、たくさんの種類、本数から選ぶことができる
•リードを作る時間がないので練習時間が確保できる
•ネットでも販売している




■完成品リードを使用するデメリット

•お金がかかる
•地方だと種類や本数が少ない
•購入後にリードの状態が変化しても対処出来ない
•使用しているリードの製作者の納期や納品数によって、安定供給を見込めない場合がある。万が一製作者が廃業したらリード難民に。




こんな感じでしょうか。時間と手間はお金で買えるということですね。
大都市にお住まいの方はかなり条件が良いですが、地方の方はなかなか苦労しているのが現状だと思います。








書き出した双方のメリットとデメリットから…結論。

どちらでも良いんですよ(笑)
良いリードを準備できるならば、その手段は問いません。
ご自分の生活事情に合わせて考えてみてください。

各デメリットは代替案でどうにかなることもあります。
私が強く推奨したいのは、「リード調整は出来るようになった方が良い」ということです。






プロ、プロ希望者を除いた、愛好家の皆様。

時間とお金がある方はリード製作にチャレンジしてみることをお勧めします。完成品リードと併用していけば良いのです。

完成品リードを使っている方は、リード調整できれば確実に演奏しやすくなります。






オーボエ奏者にとって、リードは一番といっても良いくらい重要なことです。
良いリードがあれば「何でもかかってこい」って気分になりますが、リードがないときは精神的に追い詰められてしまうこともありますよね。
リードに関わるストレスを少しでも減らして、楽しくオーボエライフを送りたいものです。






次回は上記で私が強く推奨したい、「リード調整」についてです。(いつ更新するかわかりませんが)






さ、吹奏楽のリハーサルに行ってきます。