はじめに
某匿名巨大掲示板の呼び名でお馴染みの2ちゃんねるですが、そこの雑談掲示板の一つにVIP板てのがありまして、それはそれはもう大変に頭の悪い、やたら語尾に「wwwwwww」を付けたり「オッパイ!おっぱい!!」と叫び続けるなどカオスに満ちみちた書き込みだらけの所であります。
で、そんなどうでもいい話題ばかりしているどうしようもない駄目人間の掃き溜めみたいなVIPなのですが、お馬鹿さん同士が大量に集まってお馬鹿なことばっかりしていたら逆にソレが新鮮で面白しろい事になるという奇跡の化学反応みたいなことが極稀にですが起きまして、その愉快な話題だけを抽出し手短に編集してブログで紹介するといったサイトがココ一年間で急速にいくつか立ち上がってきました。
特にライブドアブログのアクセス数上位サイトはほぼこのVIP系ブログが占めています。
で、先のげんしけんの2chからのコメント抜粋によるエントリーはそのVIP系ブログを真似してみたら面白いのではないか、資料としても役立つのではないかと思い編集・エントリーしてみたのですが
思いっきり失敗しました。というかココまで書いていることは全てこの一言への前振りです。
この失敗したエントリーの残骸はそのうちなんとか片付けねばならないと思っているでそっとしておいて下さい。
ここから今月のげんしけん感想
ようやく明らかにされた荻上のトラウマ「中学ん時のアレ」
荻上は腐女子のくせにオタク嫌いを公言してはばからないというチョット歪んだ性格の持ち主として登場し、その原因はどうやら過去に何かあったらしい、とコレはかなり以前から張られていた伏線でした。
この伏線が笹荻の進展に合わせて、笹荻成就への最後の超えるべき関門といった形で遂に今回出てきた訳です。
結局、荻上のトラウマというのが
中学3年の時、付き合い始めたばかりの頃に彼氏をネタにして
勢いで描いたハードホモ同人誌が、本人及び周囲にバレて
彼氏が引き籠もった挙げ句に即転校した。
といった大変ドン引きエピソードで、単に荻上が被害者で「あー可哀相なオギー、よしよし」といった単純明快な話ではなく、友達に嵌められたという意味では被害者ではあるのだけれども、荻上自身も加害者であり、罪を背負っているというのが実に救われなくて重いです。その後付いたあだ名もホモ上とシンプルな少年誌的勧善懲悪の形になっていないから読後感も全くスッキリしない。
この作者木尾センセイの前作「五年生」を彷彿とさせる鬱展開。前々から木尾センセイならどんな激鬱展開でもあり得ると予防線は張ってきたつもりなのですが、こうして実際に初々しい中学生恋愛描写と対比してこういったトラウマ話を描かれるともう余計に痛々しくて、改めて読み直すのも億劫になるほど後味の悪い展開であります。
リアルタイム制の崩壊
しかしこれで何故荻上がココまでオタクが嫌いであるかという理由は明確に示されたで訳で、最後の大野の余計なお節介ともいえるセリフと笹原アップによるコマでの終わり方を見るに、やはり笹荻成就でエンドというのは既定路線であることを示していると思われます。
ただ今回、荻上の回想に一話丸々使った事でげんしけん世界を大きく枠づけしていたリアルタイム制に無理が生じてきており、笹原の卒業をもって終了とした場合物語を語る尺としてはかなりギリギリのぎちぎちで話を展開させなくては収まりがつかなくなってきています。そもそもこの二ヶ月で二泊三日の合宿の初日しか描いていない。田中と久我山をおまけ四コマだけで収めるにはカワイソすぎで、二泊三日ということからもまだ合宿は続く可能性が高いです。
また12/22発売の第七巻に合宿前編が収録されるということから、八巻での収録話数を考えてみると一話分の空きが生じておりこれを何らかの形で埋める必要があるのですが、コミックスで一話丸々書き下ろしでもしないかぎり、この点においても既にリアルタイム制は崩壊しているとも言えます。しかし更に逆に言えば、七巻で収録話数を変更してまで八巻で綺麗に終わらせるための布石ともとれます。
八巻内容予想
第44話 合宿後編 ┐荻上の「中学のアレ」問題 ←今月号はココ
第45話 ┐ ┘荻上の「中学のアレ」問題解決編
第46話 ┘冬コミ ┐
第47話 ┐ | 笹荻成立
第48話 ┘笹原卒業&咲コスプレ&大団円 ┘
追加
第49話 ?
なんにしろこのリアルタイム制の崩壊、笹原卒業で連載終了するかどうかという問題は来月号ではっきりと示されることになります。
今後の笹荻展開
笹荻成立への問題点は笹原は就職が決まり、荻上はトラウマが明らかになったことで、要は荻上がどうトラウマに解決をつけそんな荻上を笹原がどう受け入れるかということになってきました。荻上が笹原の手助けで自らトラウマを解決。「おめでとう」「ありがとう」でカップルが成立するのがベタのベッタベタですが一番美しいまとまり方かと思います。
その荻上のトラウマ解決の際には巻田や中島が再登場して謝罪なり対決をするというのも考えられます。荻上の問題は荻上でケリを着けて欲しいのですが、ここは笹原にも脱童貞ということでオタクの成長を見せて欲しい所ではあります。
最後に
今月の話は読み手によってはかなり思い入れや受け取り方が違ってくるものだと思います。男オタは中学荻上に萌えるでしょうし、腐女子さんは自身に照らし合わせて読むでしょう。オタクという面を除いても中学時代を思い出させる今回のエピソードは大変素晴らしいものだったと思います。
リアルタイムで読んでいてこれだけ面白いと感じた漫画は小中学生の時読んでいたドラゴンボール以来です。
来月の22日に発売される七巻には先月号までの話が収録されています。今月号を買って来月の単行本を購入。で、25日に発売される次号アフタヌーンを読めば、なんと一気にげんしけんの話に追いつくことが出来ます。これはもう奇跡というか千載一遇のチャンスです。
未読の方は是非この機会に一読してもらって、リアルタイムでこの漫画をお楽しみいただけるようになればと思います。