晴雲酒造(株)・中山健太郎さん-3 | ようこそ、黒豚劇場へ!

ようこそ、黒豚劇場へ!

黒豚劇場の舞台には、彩の国・さいたまの黒豚を中心に、テーブルを彩る様々な食材、地酒、そして人々の物語すべてが主役として照明を浴びています。そのひとつひとつを丁寧に、紹介して参りたいと思います。

連載は続いておりまして、小川町の酒蔵
「晴雲酒造」さんを、お訪ねしています。

前回の「武蔵鶴酒造」でお話頂きました
中山俊和さんと同じ姓の、中山健太郎さんが
ご案内くださいました。

ひょっとしてご親戚かしら・・・と思いましたが、
辿っていけばお互いに新潟のご出身なので
ひょっとしたら、ということはあっても、
近いご親戚ではいらっしゃらないとのこと。

余談ですが、
埼玉県の蔵は、古くは新潟か近江から移り住まれて
酒蔵を営まれた方々が多いのだそうです。

そのあたりの歴史も、興味深いところですね。
機会があれば、日本の酒蔵のルーツみたいなものも
探ってみたくなりました。

一番最初にお米を発酵させてお酒をつくり、
商売にした方は一体どなたで
どこに住んでいた方なのかしら、とか・・・♪



こちらは、明治35年から現在の中山家が
引き継がれましたが、

蔵自体は、それ以前から存在していたものの、
詳しいことは語り継がれたり残されたり
していないのだそうです。



ランチを頂いた「玉井屋」さんについて書かせて頂いた際
に、
小川町には有機無農薬農業を営まれていらっしゃる方々が
多くいらっしゃるとご紹介しましたが、

なかでも有名な金子美登さんのもとには
毎年農業を志す若者たちが学びに訪れ、
そのまま小川町で農業を始める方が出始めました。

そこで中山さんは、若い彼らに野菜とお米を育ててもらうことで
酒米の地産地消が出来ないかとお考えなのですが
なかなか実現までの道のりは険しいようです。

次回は、お酒造りには欠かせない豊かな水と
原材料のお米の削りへのこだわりについて
お話をお伺い致します!