イ・ミンギさんの芝居は全部観なくちゃ、ということで、私的には全然内容に興味のない表題の映画も観ました。
内容は想像と同じ、コメディタッチのドタバタもので、コメディ部分はあまり面白くなかった、、、、 でもキャスティングがいいので最後まですっきり観ることができました（上から目線だなあ、すみません）。やっぱりミンギさんは素敵でした❤️ 黒衣の吸血鬼、素敵です。過去の宮廷スタイルのときより、黒衣のほうが素敵でした。
ミンギさんはこわーい顔にも、優しい顔にもなれますよね。それにしても、こういうダークな役だと、先日観てしまった（！？）あの『その怪物』を思い出しますが、『その怪物』の方がもちろんずっと怖いです。『朝鮮名探偵』で、ひとを片手で持ち上げるシーン、怪物でも女の子をそうやって持ち上げて殺していたので、ちょっとそのときを思い出してしまってぞくっとしました。
あの目がいいんですよね。ひとをじーっと見るときもあれば、ちょっと三白眼っぽいかんじもいいし、そう、また話戻っちゃいますが、私の大好きな、毎日結局どのシーンかを繰り返して観ている『Beauty Inside』では、最初のうちは病気でひとの顔が見分けられないから、うつろなかんじがずーっとありますね。最後の方は、手術が成功して、見るということの喜びを思い出した感じも見受けられるし、恋人が美人で、ほんとに嬉しくてしょうがない感じがします（笑）。ほんとうまいわ。基本的には、表情なくこっちを見ると、あたたかいというよりは怖い感じになれるから、モードというか、ファッションも着こなすんだわあと思っています。
先日観た『私の解放日誌』、この『トッケビ』でも共演しているキム・ジウォンがでていますね。彼女はベビーフェイスな美人、さっきちょっと見始めた『涙の女王』だの、超売れっ子ですね。ちょっとつんとしたところがいいのかな。ミンギさんに関していえば、『私の解放日誌』では、長男ではありますが、お姉さんが上にいる家の長男で、なんとなくちょっと頼りないような、口が立つけど、いうほどのことはないというか、兄貴分が出てきて、すっかり彼に懐いちゃって、抱きしめちゃったり、飛び乗っちゃったり、そういう全く他の役柄と違うところを演じていて、やっぱりすごいですよね。キム・ソクユン監督、この『朝鮮名探偵』の監督でもありますね。こちらの作品は2018年、『私の解放日誌』は2022年。同じ俳優（たち）と作品を作り上げるのはきっといい雰囲気なんだろうなと想像してしまいます。
話がまた飛びますけど、本当にキャスティングが大切と思って最近いたんですが、脚本も大切ですよね、改めて、、、、 こんなこと書いちゃいますけど、わたし、日本の俳優だと鈴木亮平が大好きなんですが、あのはじけちゃうところも含めて。でも、最近公開された『シティハンター』、Netflixで見られるので見始めましたけど、はなしがほんとつまんなくて、観てはストップして他の作品を観て、また戻ってきて観て、面白くなくてやめて、っていう感じで、まだ最初の話のまんなかくらいから進まないんですよ。日本の映画がつまらないっていうこと？こんな話題の、期待いっぱいの作品で、鈴木亮平はほんとに成り切っていますけど、かっこいいシーンもあるけれど、ロリコン的なyoutuberみたいなのが出てきて彼女を守るとか、はっきりいって『変態仮面』はストーリーはどうでもいいというか、そこまで期待しないで見て、鈴木亮平さんがよければそれでいい、という感じで見るB級感たっぷりなドラマでそれでいいと思うんですが、曲がりなりにも『シティハンター』、宝塚だってやってるんですけど（最近のだから見てないけどw）、もう少しストーリーはましなんじゃないですか？わたくしがっかり。鈴木亮平さんも、シティハンターせっかくあそこまで役作りして臨んでいるんだし、脚本、演出、も少しちゃんとついてきてよってかんじしますよ。
最近の日本のドラマやっぱり面白くないかもと思ってしまいました。韓流だけ観ている方が、ハマる作品も、それほどでないものも、充実感がこんなに違うなんて、と思っちゃいます。
というわけで、俳優がよいだけでも芝居は成り立たない、として、いい俳優を使うなら、脚本や演出は本当にしっかりしたものにしてもらわないと、観ている側にはちっともエンターテイメントになりません、ということが言いたいです。
というわけで、急に無理にまとめますが、イ・ミンギさんの作品については、どれも満足度が高い。あ、そうだ、『ヒップタッチの女王』で、ちょっとイ・ミンギさんが出るには勿体無いと思っちゃいましたけど、でもまあ、俳優たちはどんどん磨かれて行きますから、よい作品で、その魅力を出していってほしいと思います、ほんとに。
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