『イザボー』観てきました。
もちろん望海さん大ファンとして、でも贔屓目を抜いても、素晴らしい歌唱力、演技力、パワフルな魅力、彼女は本当に素晴らしかったです。
それから最近の日本のミュージカルは素晴らしい役者さんが揃っているなあとつくづく思います。
ただ、わたしとしては、まず、オープニングのCharles VIIのことを「シャルル セッツ」というのがいやで〜〜〜 日本語読みするにしても「シャルル セット」ならわかりますよ。「セッツ」ってなあに?しかもそれを一緒に叫べなんて苦痛!ああもうそういうことがあると最初にどうも集中力を削がれちゃうんですよ、、、、
あと、一幕はずっと同じ内容を連呼されている感で展開があまりなくひたすら重く、音もひたすら激しくて、疲れました、、、、 のぞみさんの歌をもっとソフトなものも聞きたかったなあ、、、、 わたしのみならず一緒に行った母は一幕は疲れ切ってしまいました。 二幕になってからのほうがストーリー展開も含め、ずっとよかったと思いました。
それにしても、フランス史は興味があってずっと色々読んできましたが、このあたりの歴史ってわたしはちょっと勉強不足でしたね。勉強しよう、と思いました。
ただ、悪女的な王妃といえば、アレクサンドル・デュマの『王妃マルゴ』は映画かもされてますよね。あのほうが、ストーリー的にはもう少しめりはりがあると思うんですがどうでしょう。望海さんの王妃マルゴ、いいと思いますが、、、、ほんともう、勝手なつぶやきですが、、、、 演出と台本にかなり私は突っ込みたい。二幕目は悪くなかったですよ、でも一幕目は「史上最悪」ということばかりを歌い続けて、いったいどこが最悪なのかの説明が足りないのと、まあ、みていればわかるにしても、もう同じ繰り返しはいいから、という気になっちゃいました。
あと、王が突然狂ったとしても、なんか唐突で、そのあと回想?で弟と乗馬したはなしとか出てきましたが、あの展開もいまひとつ納得できず、、、、
それとやっぱりしつこいですが、フランス語を使いたいのなら、間違うのはやめてほしいですよ。オリジナルの芝居だとしても、ネイティブチェックはもちろん、やっぱりちょっと研究不足を感じましたよ。日本で作ったお芝居だなという感じに戻ってしまいます。舞台に入っていく気持ちになれなくなっちゃうんですよ。
のぞみさんの歌や出番をもっと満喫したいという未消化感が残りました。わたしとしては、、、、
先日の、そして再演が決まっている『ムーラン・ルージュ』ははなし自体は決して面白くないと思うんですが、のぞみさんの素晴らしさ以外にもたくさん見せ場、聞かせ場、あったと思います。見事なエンターテイメントで、映画よりずっとよかったとさえ思ったんですけどね。
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