2本のベルトの行く末とは?~IWGP論争~ | くろ日記

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2月28日に開催される新日本プロレス大阪城ホール大会。
メインでは、IWGPインターコンチネンタル王座を賭けて飯伏幸太選手と内藤哲也選手が戦います。

IWGPヘビー・IWGPインターコンチネンタル、2本のベルトを保持する飯伏幸太選手に挑む内藤哲也選手が、今回はIWGPインターコンチネンタルのベルト1本のみのタイトルマッチを要求しました。
IWGPインターコンチネンタルのベルトというのは、一応の位置づけとしてはIWGPヘビーと同等と言われています。しかし、正直なところファンの認識ではIWGPヘビーの少し下という印象があります。同じ相手と戦うわけですから、2本、または上位のIWGPヘビーのベルトを指定するのが普通なのではないでしょうか?

なぜ、IWGPインターコンチネンタル王座に拘ったのか?
内藤選手はこう語っています。

「なぜ、インターコンチネンタル王座を選んだか。一つの理由がIWGPヘビー級王座にあこがれ、IWGPヘビー級王座を目指し、新日本プロレスへ入り、そして歩んできた男のIWGPヘビー級王座への敬意かな」

「“神様”飯伏幸太は2本のベルトを1本に統一したいんでしょ。ということは、IWGPインターコンチネンタル王座の歴史に終止符が打たれるということ。どうせ終止符が打たれるんだったら、オレが終止符を打ってやるよ。仮にオレがインターコンチネンタル王座を獲った場合、2月から半年、8月28日までに防衛戦を行わなければ(ルールにより)返上ということになる。つまり、そのとき、インターコンチネンタル王座の役割が終わるんじゃないですか。防衛戦に名乗りを上げる選手がいなかったらの話しだけどね。」


この発言から見受けられる内藤哲也選手の想い。
それは、今回選んだIWGPインターコンチネンタルへの想いではなく、IWGPヘビーへの強い想いが故の選択だったと捉えられます。
統一されることでIWGPヘビーの歴史が消去されてしまうのを防ぐため、インターコンチネンタルを奪取して、自らの手でインターコンチネンタルの歴史だけを終わらせると。

ただ、内藤選手本人は、

「IWGPインターコンチネンタルを選んだオレの最大の理由を口にするその時を楽しみにお待ち下さい。」

と、まだ何かを匂わせています。
この先が聞けるのは、内藤選手がインターコンチネンタルのベルトを奪取した時でしょう。

こうなると、ファン心理としては、内藤選手を応援したくなってくるのですが、一方の、現2冠王者・飯伏幸太選手も、2冠統一、そしてその先のプランとして、気になるコメントを残しています。

「2冠統一をした時に、本当の夢が叶う。」

「2008年…忘れてない。あの時の事、YouTubeで対戦を求めてきた時の事を。その時自分はプロレスを広めたいと必死だった。立場は逆転した。でも今やっとチャンスが巡ってきた。全面対抗戦をしたい。」


2008年にYouTubeを通じてDDTへの参戦を直訴したのは現AEWのケニー・オメガ選手。そして、その後、ケニー・オメガ選手とツイッターでこんなやり取りに発展します。

ケニー
「新しい神とやらはまだ魂は失ったわけじゃなさそうだな。感動したよ。お前のために俺が去ったあとの王国で寂しくしてるのか?なんならぶっ壊してやろうか?俺の手をとり、一緒に新しい王国をつくろう。」


飯伏
「新しい王国ねぇ。そんなものは自分で作った王国があるだろう。俺は違う道で魂を得た。俺は新日本プロレスを選んだ。お前に分かるか?俺ぶっ壊してもいいよ、でも他にもあるだろW○Eとか。世界的にすぐには無理かもはしれないが神でいる限りやりたいことがたくさんの夢が私には詰まっていますから。」


このやり取りの数日前には、WWE所属のもう一人の「神」中邑真輔選手の映像(ツイート)とともに、

「久々にやりましょうか。あの時とは違う新しいプロレスを。」

というメッセージを発信しています。


飯伏幸太がIWGP統一のその先に見ているのは、AEWとの全面対抗戦なのか?WWEをも巻き込んだ日本とアメリカの対抗戦なのか?それとも他に何かがあるのか?

どちらが勝ったとしても、これまでに無い「何か」が起こる予感がします。

一方で、このIWGP論争を内藤哲也選手と飯伏幸太選手だけに任せていて良いのか?
棚橋弘至選手、オカダ・カズチカ選手はどう思っているのか?
という部分も非常に気になります。

いずれにしても、まずは2月28日の大阪城ホール大会。
注目です!!