ここ最近、新日本プロレスとアメリカのプロレス団体の間で、色々なことが起こっています。
KENTA選手がAEWに乗り込んだり、そもそもIWGP USヘビーのベルトを持ったままジョン・モクスリー選手がAEWに所属していたり。
かと思えば、もう一つの団体、インパクトレスリングへのジュース・ロビンソン選手&デビッド・フィンレー選手の参戦が今日(2月14日)発表されたり。
そのインパクトレスリングは、WWEリリース後の動向が注目されたカール・アンダーソン選手&ドク・ギャローズ選手の獲得をきっかけに、AEWとの提携とも捉えられる選手の行き来が行われています。
もちろん、コロナ禍により来日が困難な時期だから、アメリカでの試合を新日本側が許可をしているというケースもあるかと思いますが、インパクトレスリングのツイッターに書かれた「ドアが蹴破られた」という表現の通り、新日本プロレスとアメリカ団体の「関係性の変化」によるものだったとしたら・・・。
そこで今日は、現在の新日本プロレスとアメリカの団体の関係性や、アメリカの団体間の関係性について調べてみたいと思います。
まずはWWE。
WWEは、依然所属選手以外の参戦を原則認めないという姿勢を保ち続け、独立路線でトップを走り続けています。
もちろん、新日本プロレスとの関係性も「移籍」以外では皆無と言って良いでしょう。
続いて、現在の関係性について公式なリリースはありませんが、コロナが蔓延する前までの段階で新日本プロレスと公式に提携していたのがROH。
ROH側は、現在は直接の交流が難しい情勢ではあるが、現在も友好関係にあり、新日本との直接的な交流が可能になれば、関係はさらに強化されるのではないかとの考えを持っているそうです。(ネット調べ)
続いては、今日(2月14日)にジュース・ロビンソン選手&デビッド・フィンレー選手の参戦を発表したインパクトレスリング。
正直、僕はこの団体のことをあまり知らなかったのですが、調べたら「旧TNA」なんですね。
TNAといえば、一時WWEに迫る勢いを持っていた団体。
AJスタイルズをはじめ、WWE出身ではない大物が数多く在籍していましたし、新日本プロレスやNOAHの選手も多く参戦していました。
現在、ロスインゴに在籍するSANADA選手も、師匠である武藤敬司の勧めでのTNA無期限遠征がきっかけで知名度を上げました。
が、インパクトレスリングと名前を変えてからは、2017年のNOAHとの提携を最後に、対日本という意味では大きな動きがありませんでした。
前途のとおり日本との関係、新日本との関係を「ドアが蹴破られた」と表現できるとしたら、未知なる強豪は勿論、カール・アンダーソン選手&ドク・ギャローズ選手の新日本参戦にも期待が集まります。
となると、今後の関係性に期待が膨らむのがAEWですよね!
新日本プロレスを主戦場としていた外国人選手の多くが退団し、設立されたAEW。
当時、本格的なアメリカ進出を狙っていた新日本プロレスにとってはまさに寝耳に水。犬猿の仲となるのか?と思わせつつも、両団体は、つかず離れずの関係性をキープし続けてきました。
しかし、両団体に参戦しているクリス・ジェリコ選手、ジョン・モクスリー選手の存在が、徐々に新日本プロレスとAEWの距離感を近づけ、今回のKENTA選手によるジョン・モクスリー襲撃事件により両団体が初めて直接的にぶつかることになりました。
ジョン・モクスリーvsKENTAの行方によっては、新日本vsAEWの構図も見えてくるかもしれません。
もし、新日本プロレスとこれらのアメリカ団体が本格的に絡むことになった場合、僕の中で期待していることは大きく分けて4つ。
一つ目は、現在新日本プロレスで2冠王者となり、名実ともにトップに躍り出た飯伏幸太選手とAEWのエース、ケニー・オメガ選手の戦い。
DDT時代から二人の戦いを見ていた僕としては、やはり飯伏vsケニーがもっと見たい!アメリカのファンが度肝を抜かれる試合を日米で実現してほしいです。
二つ目は、団体の枠を超えた戦いが増えることによるIWGP USヘビー級ベルトの更なる価値アップ。
対外国人だからUSヘビーというのではベルトの存在価値がありません。
アメリカの各団体(WWE以外)でIWGP USヘビーのタイトルマッチを行えば良いと思います。
逆に言うと、USヘビー王者は全団体を渡り歩ける権利を持つということです。
こうすることで、国内IWGPとの差別化がより図れるのではないかと。
さらにいうと、これは先日ブログ仲間のsachiさんがおっしゃっていたことなのですが、IWGPとインターコンチを統一するなら、インターコンチとUSヘビーを統一すべきと。これは僕も大賛成です!
もし、USヘビーとインターコンチが統一されたら、僕が思い描くアメリカ各団体でのタイトルマッチだけでなく、メキシコやイギリスも加えることができますね!
もし、今度の大阪城ホール大会で内藤選手がインターコンチを奪取して、フラっとそのままメキシコやアメリカに遠征し、各国のエースクラスを相手にタイトルマッチを行って回ったら・・・。しびれますね!
これぞ真の差別化ですね!むしろ、インターコンチの方が上という方ももっと増えると思います!
そして三つ目。各団体に散ったバレットクラブの再集結。
現在、WWEにいるプリンス・デヴィッド(フィン・ベイラー)選手、AJスタイルズ選手は無理だとしても、インパクトレスリングとAEWから招集したらすごいメンバーになると思います。ここ最近はちょこまか鬱陶しいだけの連中という感は否めませんが、勢ぞろいすれば、ロスインゴをも脅かす存在に戻るのではないかと。そして、そこでリーダーとなるのは誰か?すごく気になります。ここでジェイ・ホワイト選手がトップを獲ったら、本物ですね!
そして四つ目。最後です。
ROH・インパクトレスリング・AEW・新日本プロレス合同のアメリカ大会開催。
これが実現すれば、WWEをも脅かす、かなりの規模の大会になると思います。
しかし、それらを実現させるために、いま戦うべき相手は新型コロナ。
コロナに打ち勝ち、最高のプロレスライフを取り戻しましょう!