
シナユリノキ
今日は少しマニアックな話です。
今、全国的にどこの公園や街路樹でもユリノキが
沢山の花をつけています。
ユリノキは別名ハンテンボク(半纏に葉が似ている)
グンバイボク(葉が軍配に似ている)、ヤッコダコノキ(葉が
奴だこに似ている)、花の終わりにろうそくの燭台に似て
ロウソクノキというのもある。
花の形がチューリップに似ているのでチューリップツリー

ユリノキは世界でユリノキとシナユリノキの2種だけです。
処が、南米から輸入されたころはユリノキしか発見されず
日本にはそのユリノキが輸入され、全国に広まったのですが、
初代は新宿御苑の中央の3本の大木。
ユリノキの本を見ていて、どうしてもシナユリノキを見たくて
探していたところ、新宿御苑にあることがわかりました。
花はすくなかったのですが、この時期しか見られないので
大感激!

米国産のユリノキがヨーロッパに伝わったのは
1663年、それ以来世界中にユリノキが広まったのですが
地球上でこの1種だけと思われていた。
1873年イギリスの植物採集家シューラという人が
中国の江西省で偶然自生していたユリノキの葉を採取した。

シナユリノキは、多分葉だけでは判別できなかったのか
後になって別種とされた。その後何人かの学者によって
中国の各地で発見されていたが、ユリノキの変種と思われていた。
その後いろいろな経緯があってアメリカのサージェントというアーノルド
植物園の園長であった方により1903年にシナユリノキを
新種として命名した。
日本では2か所しか植えられていないようですが
小石川植物園と越谷の2か所しかないと本にはあった。
処が新宿御苑に行ったらシナユリノキあったのです。
長い間念願の見たかった花が見られてよかったです。

シナユリノキの葉、ユリノキに比べて複雑ではない
微妙な違いの葉の形
ユリノキの葉

ユリノキ

オレンジが目立つ花、沢山花をつけます。

緑が目立つシナユリノキとは違いますね。

新宿御苑の中央
日本では初代のユリノキとされています。
新宿御苑にいかれたら絶対見てほしいです。

御苑は、信州高遠の藩主だった内藤侯が徳川幕府から拝領した。
邸地と下屋敷があった場所で、後に明治5年に維新政府が接収した。
農業試験場として作られたが、明治33年西洋庭園と日本庭園とに
区分して造成されて、西洋庭園の芝生の中央に3本の
ユリノキが植えられた。
そのときユリノキは樹齢30年くらいになっていた。
温室の前にも大きなユリノキがあるが、真っすぐではなく木は
広く枝を張っている。アメリカでは大木になるようです。
上野の国立博物館の前にも大きなユリノキが
ありますが、あれは牧野富太郎が選んだ木だそうです。
(毛藤勤治さんの本を参考にした)
アメリカザイフリボク

ジューンベリー(和名:アメリカザイフリボク)はバラ科ザイフリボク属
に属する小木。日本では果樹として少しずつ普及が広がっている。

シナユリノキの前に1本だけあった。

ハチジョウキブシ

1921年に伊豆諸島で発見された。普通のキブシより全体に
大きい。今は実も大きい。

この後バラ園に行き、沢山のバラを撮ってきましたよ。次回
