テレビをつけたら八日目の蝉をやってて
「その子はまだご飯を食べてません」と永作博美が警察に涙ながらに言う別れのシーンで号泣。
あれはさ劇団ひとりが悪いんだよ
話を戻します。
先日、舞台「千と千尋の神隠し」を観劇してきました。
千尋役は上白石萌音ちゃんでした。
萌音ちゃんの千尋は小学生にしか見えない。
お母さんとりんは同じ役者さんだけど
お母さんの時はおばさんでりんの時は姉御肌の少女で同じ人が演じてるとは思えない。
役者さんの演技は素晴らしかった。
ここからは私が観劇した感想でネタバレと辛口になるのでこれから観る方や辛口コメントは嫌な方は読まないでください。
役者さんは素晴らしかった。
ただ舞台演出が残念だった。
全部人力で動かす。
釜爺の手足もラクダ色の服を着たアンサンブルの人たちが下から支えて動かす。
だからどこまでが釜爺のフォルムなのかわかりにくい。
最初のお父さんとお母さんが振り向いたら豚になっている場面。
振り向いた豚の顔が「ねほりんぱほりん」
なぜ豚をかわいくしたの?
原作の豚はちょっと薄気味悪いでしょうよ。
大きくなった湯婆婆の顔は大きい目、鼻、口等のパーツをアンサンブルの人たちが操演するのだけどそれぞれのパーツがうまくくっついてなくてバラバラに見える。
カオナシは森山開次さん。
当たり前なんだけどカオナシの被り物もしたままで顔はカーテンコールまで見せない。
なのに坊は顔出しなの。絵心ない私の画でごめんなさい。
なぜ顔だけ出してしかもメイクがおてもやんなのよ。
ハクが変身した龍の作り物の顔もかわいい。
もっと凛々しく厳しい顔つきだよ、原作は。
なんか全体的に仮装大賞。
ハクと千が空を飛ぶのも組体操のように下からラクダ色が数人で支える。
ただ立って飛んでいるように手を広げてあの感動的な会話をするので良かったのではないかな。
湯屋にくる神様達の操演もゆるキャラ並み。
もっと神様らしく動いてほしかったな。
舞台演出と舞台美術とアンサンブルがいまいち。
演者さんがいいだけに残念。
原作に忠実にしたいのならなぜパペットをかわいく作ってしまったのかな。
アンサンブルももっとお稽古して揃えなくちゃ。
がんばれアンサンブル
前評判が良すぎただけに残念。
ストーリーがいいから感動したから尚残念。