こんにちは。

先日私の実父が亡くなったので当日のことを時系列順に書いてあります。

育児記録と関係なくてすみません。


※遺体の描写があるのでご注意ください。

長男くろたくん4歳10ヶ月
次男くろすけくん0歳4ヶ月
2人を連れてお通夜、告別式、火葬を行いました。



9月24日(日)
お通夜は夕方からですが、私たちは13時ごろに【湯灌の儀】を行うために葬儀会場へ向かいます。
湯灌の儀とは納棺師さんが来てくれて、髭剃りや髪・体を洗ってくれる儀式のことです。

くろたくんに「これからおじいちゃんに会いに行くよ」と言うと「でもおじいちゃん死んじゃったんでしょ?」とアセアセ
「死んじゃったんだけど…これからお別れをしに行くんだよ」と伝えたもののあまり分かってなさそうでした。
が、葬儀会場に着いて父が寝ている部屋に入ると察したようで、こちらが何も言っていなくても小声でこっそり話したりしていました。

くろすけくんはというと部屋に入るなりギャン泣き驚き
何かを感じ取ったのでしょうか??
夫がくろすけくんを抱っこして一時退室。
私とくろたくんで見守ります。

納棺師の方が、父の体を綺麗にしてくれて、くろたくんも父の顔をタオルで拭いてあげたり、足袋や手袋を付けるのを手伝ってくれました。
その際に父の顔や手や足に触れたのですが、本当に冷たくて、、衝撃的でした。
病院で触れた時よりも更に更に冷たいのです。
ドライアイスで冷やされてるからかと思ったのですが、まだ入ってなかったです。
その時、やっと、ああ本当に亡くなっているんだ、血が通ってないんだ…と実感しました。
手袋をつけるときに手が体からズレてしまい、ドンと力無く床に落ちていきました。
小さい頃繋いだ手が、もう動かないんだと突きつけられて辛かったです。
くろたくんはたくさん、手伝ってくれました。


湯灌の儀を終えて、一旦自宅に帰ります。
くろすけくんに授乳して少し休憩してから再度葬儀会場へ戻りました。

祭壇に白い供花が飾られていて、父が入った棺も並んでいました。
私の会社からも供花が送られてきていて、そういうのちゃんとするんだなあと思いました。

夫の親族が受付をしてくれることになったので、お礼や打ち合わせをしました。
父の兄弟家族や友人も来てくれて、話していると涙声になってしまいました。
来てくれたお坊さんにご挨拶に伺ったときにくろすけくんを抱っこしてくれたのですが、「8ヶ月くらいですか?」と爆笑
4ヶ月になったばかりです…!
やっぱりくろすけくん大きいよなあ〜と思いました笑にっこり

17時からお通夜開始でお経をあげている間ちょうどくろすけくんが寝てくれたので良かったです。
夫がずっと横抱きをしていて大変そうでした。
私は喪主なので最初にお焼香をあげるのですが、やり方を完全に忘れていたので焦りました。
くろたくんと一緒に行いましたが、見よう見まねでやっていました。

1時間ほどで終わり、皆が食事会場に移動したタイミングでくろすけくんに授乳。
喪服も前開きタイプにしたので授乳しやすくて良かったです。
くろたくんは大好物のお寿司をモリモリ食べていました。

19時30分ごろ解散。
20時には自宅に着き、テレビタイムを挟みつつお風呂。
いつもより少し遅くなりましたが22時には寝かしつけ完了しました。

私たちと夫側の親族、父の兄弟家族、父の友人、20名弱と小規模でしたが、父の為に集まってくれて嬉しかったです。
父の定年退職した会社の方も来てくれて、父と同期で入社した方も居ました。そういった長い付き合いの友人がいて、良いなあと思いました。
私より、父の方が友人が多いのでは…!
亡くなったときに、こうして来てくれる友人が居るって素敵ですよね。

くろすけくんは授乳とお昼寝のタイミングが上手くいったので泣かずに終えられました。
くろたくん、もっと騒ぐかと思いきやさすが4歳10ヶ月さん。かなり空気を読んで大人しくしていました。お経の間は私の数珠を持って遊んだりしてましたが、ずっと椅子に座って静かにしてくれました。

帰りに夫とくろすけくんは先に自宅は帰宅、私とくろたくんは父の兄弟家族をホテルまで案内しに行ったのですが、その帰り道で

「おじいちゃんどこに行くの?」
「天国に行くよ」
「でもおじいちゃんまださっきのところに居たよ」
「えーと、体はあるんだけど、魂は天国に行くよ」
「魂って何?」
「うーん、(説明するの難しい!)おじいちゃんの心、みたいなものかな」
「そうなんだー」

「天国ってどこにあるの?」
「お空にあるよ、良いことをした人は天国に行くよ」
「じゃあ悪い人は地獄に行くの?」(最近地獄を覚えてきた)
「そうだよ、悪いことした人は地獄に行くよ」
「へえーおじいちゃんは天国に行くといいね!」
「…そうだね、おじいちゃんはきっと天国に行くよ、悪いことしてないもんね…」

暗い道をくろたくんと歩きながら話しました。
魂って何?と聞かれた時はなかなか難しかったです。
あとから考えると、天国ではなくて、一応仏教だから極楽浄土が正しいのかも。
4歳なりに色々考えているのかなあ。


9月25日(月)
13時から告別式、私たちは12時に集合なので11時に早めのお昼ご飯を食べて向かいます。
自宅でくろすけくんに授乳してから行ったものの、今回は告別式後にすぐ火葬場へバスで移動するためくろすけくんへ授乳するタイミングが無くアセアセ

葬儀会社の方と相談して、告別式始まってお経あげて10分後にお焼香をする時間があるので、それが終わったら抜けてくろすけくんに授乳することにしました。

そんな打ち合わせをして、お坊さんがやってきてお経をあげ始めて10秒後…

「フニャアアアア!!!」

くろすけくんまさかの即ギャン泣き真顔

夫慌てて一旦離席アセアセ

私とくろたくんはそのままお焼香をする時間になりましたが、くろたくん昨日やったからかお焼香をするのを嫌がる驚き

今日はやばい…と内心焦りまくりです。


夫とバトンタッチして、私はくろすけくんと控え室に授乳をしに行きました。
戻るとお経は終わるところでした。
くろすけくんは授乳したら落ち着いてくれました。夫に抱っこを代わってもらいました。
くろたくんも飽きていた様子でしたがなんとか持ち直してくれました。

その後、父の棺を霊柩車に移す前に参列者全員で父の周りにお花を飾りました。
皆泣いていました。
友人方も「来週もまた会おうね、って話してたのになあ」と話しかけていました。
私も父の顔や横にお花を飾って、自宅で書いてきた手紙を体の横に置きました。
私のスマホに入っていた写真をプリントアウトしてきたのも飾りました。父とくろたくんが笑顔で写っているもの、くろたくんとくろすけくんのツーショット等です。
くろたくんもお花を頑張って入れていました。

父の顔以外はお花でいっぱいになりました。
白いお花に囲まれた父、この後は火葬場へ向かうので顔が見られるのは本当にこれが最期です。
皆に別れを惜しんでもらえて良かったね、と思いました。
ここまであまり感情を動かさないように気を張っていましたが、お花を飾りながら自然と涙が溢れていました。
その後、出棺の挨拶をしましたが、途中で涙で言葉がつっかえてしまいました。
くろたくんは隣で仮位牌を持っててくれました。

挨拶を終えて、マイクロバスで火葬場へ移動します。私だけ遺影を持って霊柩車に同乗しました。
ぼうっと景色を眺めていました。

火葬場に到着して、個室でお経をあげてから棺を焼くところへ案内されます。
危ないので私と夫のみで子供達は義母にお願いしました。

火葬炉の前で棺が入っていくのを見送ります。
なんとも形容し難い心持ちでした。

1時間かかるとのことで控室で皆で待機です。
そろそろくろすけくんの授乳時間なので、職員さんにお願いして空いている控室を使わせていただきました。
くろたくんは私のスマホアプリの数字ゲームをしたり、お菓子を食べたりして待ちました。
ここまで一度も癇癪を起こしたり泣いたりしていません。ずっと良い子にしてくれてました。

1時間経過して、先程の火葬炉に呼ばれました。
もう火葬炉から取り出されていて遺骨が並んでいました。ここが頭で、と説明を受けましたが私は淡々と聞いていました。
なんだか本当に骨になったのが信じられなくて涙は出ませんでした。

また移動して皆で箸で骨壷に納めました。
骨壷は私が持ちましたが、重くて落とさないように慎重に運びました。

バスで駅まで向かい、私たち家族以外はそこで解散となりました。
私たちは一度葬儀会場へ戻り、後ほど自宅まで届けてくれるとのことで骨壷を職員さんに預かってもらいました。

17時ごろ自宅まで来ていただきました。
棚の上に骨壷、遺影、仮位牌を置いてもらいました。

ひとまず、これで葬儀はひと段落です。
子供達2人とも本当によく頑張ってくれました。
くろたくん、一回も我儘言わなかったし騒いだりもしなかったし、偉かったです。
くろすけくんはお腹が満たされて抱っこしていれば大人しく寝てくれていたので、告別式のギャン泣き以外は静かでした。
くろすけくんはほぼ毎日連れ回されていましたが、体調も崩さず機嫌も良く、助かりました。


葬儀の翌日は夫にくろすけくんを見てもらい
・病院で入院と手術費用の支払い
・実家に行って冷蔵庫の食材の処分と保険や年金関係のファイルの持ち帰り
・役所で色々手続きのことを聞く
をしました。

あと急いでやることは
・霊園に連絡して四十九日法要と納骨式の日付を決める
・その日に間に合うように本位牌を注文する
・石材店に墓誌に彫刻の依頼をする
上記のことを葬儀会社さんに教えていただき、平日は電話で問い合わせをしました。


父が亡くなってから葬儀までの5日間は目まぐるしくてあっという間に過ぎていきました。

今は納骨式の日取りも決まり、少しずつ年金保険の請求手続きを進めています。