思い返すと本番中は夢のような楽しい時間で、まだ醒めていない気がします。使ったMを聞いたり、写真を振り返ると、舞台からの景色が鮮明に蘇ります。
夏から殺陣の基礎稽古は始まり、本稽古も、芝居と殺陣とあるので、非常に時間をかけた作品でした。途中泊まり込みで合宿をして、みんなで夜中まで台本読み込んだりもしました。
私は第一回も参加させて頂きましたが、今回は主演としてお話を頂き、最初はとにかくとにかく不安でした。
殺陣役者でもなければダンサーでもないし、芝居もまだまだ未熟。引っ張っていける自信が持てずにいました。
それでも共演者のみんなや主宰に支えられて、このエンタメで主演をやらせて頂けて本当に楽しかったし、すごくいい経験となりました。前よりは自信が持てたように思えます。
フォルジールのような男勝りで豪快な役は、高校のとき男役をやってた時以来なんじゃないかな笑
こういう役あんま振られないんじゃない？って言われたりしたけど、実はだいっっ好きなタイプで。笑 稽古していくうちにだんだん役に侵食されて、口が悪くなったり、豪快におおざっぱになっていきました。笑
でも仲間を大事にするフォルジールの部分も、おそらく同時に深まって、座組のことも大好きになって。
たぶんそういう意味でこんなに愛を込めた作品はないと思います。
大楽もいつもと同じ芝居をしたつもりではありますが、ラストシーンで一人一人の顔を見て、一人一人の目を見た時に受け取ったものは、とてつもなく大きな何かでした。忘れられないです、本当に。
フォルジールとフォルシルゼ
楽屋でとったけど、これすごくお気に入り。
相棒
2丁拳銃の殺陣でした。
かっこいい武器で嬉しかった。
他にも紹介したい写真たくさんありますが、また次の記事に載せます！
本当に本当にありがとうございました。フォルジールもさよなら。観てくださった方の記憶にできるだけ長く残っていたいです。
それではまた！
黒沢佳奈