Audacityで波形が可視化できるのが楽しくて, あれこれ試しています.
手始めに目の前にあったXoticのEP boosterを調べてみようと思い立ちました.
言わずとしれた人気ペダルですね. Xotic製品は個人的にとても好きで他にも幾つか所有しています. それらはまた今度の機会に使用感を書きたいと思います.
EP boosterは小ぶりなサイズと音色が気に入って数年前に購入しました. 使うときはギターの直後に置いてつまみを最小にしてかけっぱなし, というバッファー的な使い方をすることが多いです. エフェクターの複数接続による音質劣化防止に加えて, 少しのコンプ感ときらびやかさが加わっていい気分でギターを弾くことができてとても気に入っています.
テレキャスターのセンターポジションでギターのボリューム, トーンはもちろん他の機材の設定は全て固定で, EP boosterのON/OFFのみを変えて録音しました. もちろんプレイの微妙な差は出てしまうのですが... 本当はこういう比較をするならルーパーを使うべきでしょうかね...
こちらの音源を解析しました. 一回し目がTelecasterの素の音, 二回し目がEP boosterをつまみ最小でONにした音です. つまみ最小でも結構しっかりブーストされているのがわかると思います.
こちらの記事と同じ方法で周波数特性を可視化すると, 以下のようになりました.
<2 kHzと>6 kHzが豊富になっていることがわかります. 前者がパワー感(コンプ感), 後者がきらびやかさの原因でしょうか. 絶妙なチューニングがされているなぁ, と感心しました.