ギターの音を言葉にするのは難しいですよね. 職業柄, やはり定量的に比較してみたくなります. そこで, フリーソフトであるAudacityをインストールしてみました.

 

 

録音すると上記のようになります.

 

このソフトを使うと簡単にギターの音を録音して周波数解析を行うことができます.

(なんらかの問題が生じても当方は責任を負いかねます. インストールは自己責任でお願いします.)

 

手始めに手元のテレキャスターのピックアップポジション(フロント, センター, リア)の違いを周波数解析してみました. 解析に用いた録音音源はこちらです(いまさらながらBELOVEDのイントロ).

 

 

 

 

今回はサイズを1024, 窓関数には音響解析ではよく使われるらしいHanning関数(このあたりはまだ理解できていないので要勉強ですが...)を適用しました. 録音機材の設定などは変えない状態での録音なので, 波形の違いだけみれば, サイズや窓関数に依存しない特徴を見出すことができます(若干の弾き方による違いはでてしまいますが...).

 

フロントを基準にして考えますと, センターポジション(フロントとリアの並列ミックス)は1.5 kHzあたりが欠乏し, 4~5 kHzあたりが豊富であるようです. これがセンターポジションの独特な音色の秘密でしょうか. リアポジションは<1 kHzが欠乏して, 聴感上目立つ>6 kHzの高音域が豊富であることがわかります. 

 

波形解析, やってみると面白いですね. 色々試してみたいと思います.