ブックレットのネタバレを避ける意味もあり、各曲ごとにかなり個人的感想を書いてきたがここにまとめを記す。まだ喋るんかーい!と突っ込まれそうだが想定内。


少し自分の事を話すと、プロフでも触れているが私は基本的にリアルには興味はない。むしろ子供の頃は生きることにも消極的だった。なぜ生きる必要がある?そう思っていたほどに。



ある作品を見た時から本気でアニメが大好きになり、最も愛する作品を深く理解すべく多くの作品を研究するようになった。そう、私は異次元の旅人となったのである。


とりあえずリアルを生きる目的は出来たが、歌を聴いて感情移入するものはなかった。トレンドにあるものは大体が最後まで聴く気になれないし、一回で飽きる。好きなアニメの主題歌は脳内でミュージッククリップになればいい方だ。そんなレベルだった。


それがどうだ。ゆみさんの曲に至っては違っていた。曲の始まりと共に私はひとつの世界にダイブする。それは、果てしなき空であったり、宇宙であったり。海や山。街並み。様々な光景が展開される。私もその世界に応じた姿へと変わり、それぞれの世界を旅するのだ。ゆみ魂は、歌を通じて私が異次元の旅人となるキーとなった。その原因は紛れもなく、ゆみさんの歌声と彼女に内在する「推測不可能な世界観」にある。それぞれの世界は広く、何度聴いてもその旅は終らないだろう。


後に「Moonlight serendipity」という曲についても記事を書くが、このセレンディピティという言葉が、私はゆみさんその物だと考えている。これは英語で綴りはserendipity。意味は、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。 また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。である。


私のゆみさんとのご縁は、本当に偶然のものだった。しかも当時の私の精神状態は最悪で、完全にリアルに失望し拒絶しているときだった。少し興味のあるイベントに出掛け、予期せず遭遇したのである。これはまさしく、serendipityその物ではないだろうか?だって、ここから私の人生は変わったのだから。


ゆみさん、あの出逢いに心から感謝を。あの頃から。そしてこれからもずっと大好きです。ゆみさん、私のserendipity


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