8月の接客(1)外傷・対応編  | くすにゃん@合格後に役立つ登録販売者のブログ

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ドラッグストアで医薬品登録販売者として働く中で、このお仕事に必要だと思ったことを書いています。

お客さまや登販さん、人に貢献できる私がモットーです!

どうぞよろしくお願い致します^._.^


~2020.8.13の接客~

③50代女性︰親指のささくれをとってしまったら腫れてきた。

(他の資格者さんからバトンタッチした接客)


いかがでしたか?

このような少ない情報の中で、コメント欄にアウトプットして

くださった方々もいて、とても嬉しいです!

本当にありがとうございました😊

(私も参考になりました✨)


ちなみに、、、

私は下記のような対応をしました。


今回は、お客さまから患部を見せてくださいました。

患部の親指は腫れていて、痛みもあるとの事でした。 

しかし、膿などは出ていませんでした。


他の資格者からバトンタッチしたことで既に

時間がかかってしまいました。

そのため、質問は短めにして、

お薬のご案内と+ひと言、お伝えしました。


〜確認したこと〜

・腫れたのはいつごろですか➡︎昨日から

・膿が出たなど化膿はしていないですか➡︎膿は出ていません

・何かおくすりはを使いましたか➡︎使っていない


〜ご案内した市販薬とその理由〜

ドルマイシン軟膏

➡︎ 「指先は良く動かすため、痛みを感じやすい場所です。」

「そのためこれ以上、化膿させないことが大切なので、

抗生物質のドルマイシン軟膏をおすすめします。」


〜お伝えしたこと〜

「指先の周囲はいつも外傷(ささくれ、ふかずめ、巻き爪、切り傷)などの

危険があるため化膿しやすい場所で痛みも感じやすいです。

そのため、ご案内したお薬を5日〜6日使用しても良くならない、

あるいは日に日にひどくなるようなことがあれば受診して下さい。

皮膚科さんには市販薬にない抗生物質がありますので、受診をおすすめします。」




皮膚薬の接客では、患部を見ることが個人的には大切だと思っています。  

しかし、企業によっては「患部を見せてください~」と

言うことは、診断することにつながる可能性があるため、

「声かけはしないで下さい」と言われ企業もあるようです。

その辺はご自身の働いている、企業に沿って接客してくださいね。


また、ここに記載されている情報だけでは、

お薬を選択することは難しいと思います。

そんな時、私なら、、、

これを聴くとか、

あれを聴くなどと、

いくつかの質問を出すこともスキルアップに繋がると思います。


最後にこの接客シミュレーションで、いちばん大切なことは、

私が選んだ医薬品と同じになることではありません。


相談を読んでみて、追加で何を質問すれば良いのか? 

その症状の状態によって、思いつく医薬品はあるのか?

お伝えできる養生法はあるのか? 

これらを明確にすることと、

お客さまに分かりやすく端的に話せることが大切なことです。


そしてもし、分からないことがあれば、

分からなかったことについて勉強していくことができます。

そうすることで、何について分からないかが分かり、前に進めると思いました。


※下記のホームページも参考にしてみて下さい。

ドルマイシン軟膏


日本整形外科科学会「爪周囲炎」