抗菌目薬販売時の注意事項【再アップ】 | みんなでなろう!プロの医薬品登録販売者

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ドラッグストアで医薬品登録販売者として働く中で、このお仕事に必要だと思ったことを書いています。

お客さまや登販さん、人に貢献できる私がモットーです!

どうぞよろしくお願い致します^._.^






ドラッグストアで、抗菌目薬は

セルフで売れる商品のひとつだと思います。

ブログの再アップとなりますが、

抗菌目薬を販売するにあたって

気をつけていることをまとめています!


①今まで接客をしていて、症状がないのに
ただ予防で抗菌目薬を使っているというお客さまが、
結構いたため、添付文書の効能効果に記載されているような
ものもらい、結膜炎(はやり目)、目のかゆみ、眼瞼炎(まぶたのただれ)などの
症状で目薬を使用するのかを必ず確認するようにしています。

② お客さまの今回の症状はウイルス性なのか細菌性なのかのを判断します。
直接、お客さまにもお聞きしますが、ウイルス性とわかっていたケースは
今までの接客でも1人しかいなかったので、
お客様自身がわかっていることは稀だと思います。
そのため、こちらで判断しなければなりません。
(確認や判断はしますが、診断はできません)

ちなみに私が判断するために
確認していることは以下のようなことです。

・今まで結膜炎などになったことはあるか、
ある場合は今回は同じくらいの症状か

・家族や職場、学校など、身近な人に同じような症状の方がいるか

・目やにも多く痛みや充血などの症状もひどくてつらいか

・目の症状の他に喉の痛みや発熱もあるか

この中の1つでも該当するようであれば、
ウイルス性のはやり目やプール熱の可能性があり、
これらの場合は症状も重く市販の抗菌目薬では
効果がないこともあり、また感染力も強いため、
受診勧奨します。

今までに確認したところ、ウイルス性の可能性が
あると思えたお客さまが数名いらっしゃいました。



余談ですが、はやり目に関しては私自身が20代の頃に経験しました。
症状が非常に重く、右目から左目にもうつり、両目を開けることができなくなりました。
両目が開かないので病院に行くこともできず、しかもその頃は生後7ヶ月の子供もいて、
どうすることもできなくなり、仕方なく救急車を呼びました。
この時初めて救急車にお世話になりました💦

そして完治するまで2ヶ月以上かかりました。
2ヶ月以上、日常生活もままならず、目を開けると、
とても痛く、目薬をさすことも大変でした。
なによりこのまま目を開けることが、
できなくなったらどうしうようと毎日、不安でした。

この私自身の経験からウイルス性の可能性が考えられたお客様には、
実体験もお話してすぐに病院へ行ってもらうようにしています。

これからの季節(夏)になると、
お子さんからお母さんやお父さんにと
プール熱(流行り目)が感染して、
店頭に来られることもあるため、
その前にしっかり、復習することも大切ですね!