※「途中下車代」など、独自のことばを使用していることがあります。ご注意ください。(ご理解いただけない方は閲覧しないこと)

 

この投稿において、対象が穂積・尾張一宮・長島・弥富と紹介したが、検証を手入力していたこともあって、重要なミスを犯していた。

吉祥寺版は数式を投入したためうまく機能している。舞浜版も一応数式入れようと思って舞浜版シートに数式を投入したところ、なんと名古屋駅が対象だということを見逃していた。

東京駅まで366km、舞浜駅まで378.8km(6,380円)

 

ということは、名古屋市内→舞浜がこの値段になるということで、八田・春田も可能!

合計3駅を非対象としてしまっていた・・・・

とはいえ、八田・春田まで車で行くのならほかの手段をとったほうがよい。

 

名駅が対象ということは、養老鉄道桑名乗換で、高くて速い近鉄を使うこともできるし、長良川・木曽川を渡り名鉄尾西線・津島線から乗り換えてもいい。

ガソリン代・駐車場代・私鉄運賃のバランスを柔軟に検討できるようになったといえる。

 

美濃山崎・美濃松山は、美濃津屋・駒野と違い駅前に無料駐車場があるので、総支払額は結構いいかもしれない。

美濃松山からであれば、桑名まで370円だ。

なんと、桑名から近鉄名古屋まで530円、舞浜まで6,380円だから、合計額は6,910円

JRで桑名から舞浜までが6,930円だから、この場合近鉄を使ったほうが安くなってしまう。

各駅の駐車場代が400円以上となれば、養老鉄道運賃は吸収できる。結構合理的だ。

素直に東京駅(東京都区内)のきっぷを買うのであれば、桑名から6,600円なのでこうはいかないが・・・

 

美濃松山から近鉄名古屋までの運賃900円を基準に北から名鉄各駅を検討しよう。

名鉄尾西線森上駅(馬飼大橋最寄り)は駐車場一日500円、名鉄名古屋まで630円なので1,130円

丸渕駅(東海大橋最寄り)は時間貸し駐車場がないため除外、次点は津島線藤浪駅か勝幡駅か

いずれも駐車場代は一日700円、運賃は藤浪460円・勝幡400円で最安1,100円

海津市役所ー津島駅のコミュニティバスは片道300円(1日フリーパス500円で実質250円可能)、名鉄460円で最安は710円

佐屋駅(立田大橋最寄り)は駐車場600円、弥富まで250円、舞浜まで6,600円で7,450円

 

美濃松山から舞浜までは7,280円だ。

佐屋駅を使うなら弥富駅へ直行し、駐車場400円、舞浜まで6,600円の7,000円が良い。立田大橋東(標識なし)交差点・弥富駅間(約6.5km)同佐屋駅間(2.5km)の差4kmは、燃費20km/Lの場合0.2Lのガソリン消費であり、差額の450円には到底満たないからだ。佐屋以南の運行本数・乗り換えが1回多くなることの手間もあり、佐屋駅を選ぶ理由はない。

 

さて、総合的に見てみよう。(東京駅途中下車想定)※特急料金は岐阜羽島・名古屋どちらも自由席4,180円のため比較しない

 

自動車での距離が長くてもよいなら、弥富駅へ行くのがいい。

8時8分発の区間快速に乗れば、2時間13分後の10時21分に東京駅に着く。

時間帯によるが、この場合後述のひかりと15分ほどしか違わないため、羽島駅より弥富駅が近いなら、羽島まで行く理由はほぼない。

ただ、きっぷうりばで経路指定しない場合、山手線外回りを使えば途中下車は有人改札確定だ。

駐車場は400円想定、舞浜までは6,600円で7,000円だ。(途中下車代0円)

 

最も経済的なのはコミュニティバスルートだろう。

海津市役所8時15分発の海津津島線で8時59分津島駅発の豊明行きに乗れば、11時24分に東京駅に着く。3時間9分だ。舞浜までの運賃はバス250円(フリーパス500円の半額)、名鉄460円、JR6,380円で7,090円。(途中下車代0円)

名古屋駅の指定席券売機で経路設定すれば、山手線外回りでも自動改札が通れそう。

居住地にもよるが、弥富へのガソリン代・運転の手間を考えると、90円の差は吸収できる。

バスの市役所始発は6時00分、津島駅発の最終は22時00分で、それなりに使える。

宿泊する場合、コミュニティバスの1日フリーパスが使えないため100円上がり7,190円

 

(普通に東京都区内まで行く場合)公共交通機関の代金のみで最安が美濃松山発の養老鉄道ルートだ。

養老鉄道ルートは、美濃津屋8時14分発の場合、急いで乗り継げば11時15分に東京駅に着く。3時間1分だ。(近鉄利用)

桑名ー名古屋間をJRとする場合、途中下車代が330円かかる。この場合は東京都区内7,130円のところ7,460円となる。

近鉄を使う場合、途中下車代が不要となるが名古屋までの運賃が上がる。この場合は7,440円だ。

最安の美濃松山発では、東京都区内6,970円、舞浜まで7,300円、近鉄利用で7,280円だ。

近鉄利用を前提とすれば、養老鉄道を使うと駅により7,280円~7,460円となる。

 

最速達は岐阜羽島駅である。もはや乗換すら避けて、8時15分発のひかり638号に乗り続けても1時間57分だ。東京駅には10時12分に着く。名古屋でのぞみに乗り換えれば1駅追加のひかりより標準6分早い。ただ、途中下車代の発生があるので目的に合わない。

駐車場は400円想定、東京都区内まで6,600円、舞浜までは6,930円で7,330円だ。(途中下車代330円)

 

本論とはずれるが、駐車場代を考えると美濃松山から東京へ行くのが最安となるのは正直驚いた。

 

名駅を加えても、弥富駅の優位性は揺るがなかった。

しかし、新たなルートとして津島経由が浮上したのは面白い。宿泊を伴う場合、駐車場代が増えないので間違いなく最安だろう。

電車を最大限使う養老鉄道ルートは、近鉄にも乗れて乗り鉄にはいいかもしれない。

津島経由・養老鉄道は地元に貢献できるし、この2ルートはいずれ試したい。

舞浜版、弥富駅から渋谷・新宿・東京にて途中下車してみたが、新幹線・京葉線経由のきっぷでは、渋谷・新宿にて自動改札で「乗り越し精算」のエラーとなり、有人改札を強制される。

これを続けると精神的にきついため、有人きっぷうりばで怪訝な顔をされないパターンを検討したところ、吉祥寺が候補に挙がった。弥富→舞浜で、新幹線・品川・山手線外回り・中央線快速・京葉線経由として発券依頼することは、面倒なのでやりたくない。

その時々の予定により、新幹線・品川・山手線外回り・中央線としてもいいし、新幹線・東京・(山手線内回り)・中央線としてもいい。途中下車予定の駅が経路に含まれるように指定すれば、自動改札で抜けられるだろう。

今回は、品川-東京間と、最短経路となる品川-新宿-吉祥寺間の差16kmを吸収できる駅が対象となる。

前回より条件が厳しいため、長島駅が脱落し、3駅となった。

 

穂積駅(東京駅402.3km、吉祥寺駅418.3km)6,930円

尾張一宮駅(東京383.1km、吉祥寺399.1km)6,600円

弥富駅(東京382.4km、吉祥寺398.4km)6,600円

 

穂積・弥富両駅は、20キロ刻みの2キロ目のため、およそ18kmの余力があり、こういう時には便利な駅なのかもしれない

 

スマートEXの些細な割引を受けることはできないが、弥富・名古屋間の運賃および東京都区内の途中下車で十分元が取れるかと思う。EX予約の場合、e特急券を利用することで両方の恩恵を受けられる。

多くの海津市民はパークアンドライドになるため、東海道本線(垂井~名古屋)または関西本線(桑名~名古屋)を対象に検討した。

※乗車券1枚かつ名古屋以東を東海道本線(品川または東京まで新幹線)経由

なお、養老鉄道は大垣経由定期以外の連絡乗車券発行対象でないため、養老鉄道を利用したところで、養老線内では途中下車できない。(R6.4.1時点)※そもそも養老鉄道は途中下車制度なし

キャッシュレス化が検討されているようなので、連絡乗車券が発券可能になると夢が広がるかもしれない。

 

着駅設定は、武蔵小杉(品川から10km)が最短と思われるが、途中下車が品川か西大井のみとなり、面白くない。同様に川崎(品川から16km)も間の駅が少ない。

次点の舞浜であれば、いわゆる70条区間が適用でき、山手線全駅で途中下車可能なため都合がよく、こちらを選択した。(品川からの内回りは神田以降へは行けず、外回りは有楽町以降には行けない)

目的地が都区内どの駅でも強制的に東京駅までの営業キロで計算されてしまうため、実質的に東京ー舞浜間(12.7km)を同一運賃区間で吸収できる発駅が、自然と標記対象となる。

 

結果、4駅が該当した。

穂積駅(東京駅402.3km、舞浜駅415km)6,930円

尾張一宮駅(東京383.1km、舞浜395.8km)6,600円

弥富駅(東京382.4km、舞浜395.1km)6,600円

長島駅(東京385.6km、舞浜398.3km)6,600円

大垣駅・桑名駅が該当しないため、養老鉄道乗換では追加料金が確定する。

また、岐阜羽島駅は営業キロを岐阜駅と一致させているので、該当しない。

 

無駄に遠い穂積駅、渋滞で近づきたくない一宮駅のことを考慮すると、弥富または長島が最適解か

名鉄尾西線各駅から一宮乗換もあるが、津島線で名古屋に行けるのに、このために遠回りするのなら穂積に行ったほうがいい

木曽三川公園センターから長島駅は7km強、弥富駅は8km強だから、長島駅が有利っぽいが、きっぷうりばがある弥富駅の利便性のほうが大きい

 

帰路(都区内→出発駅)は、もはや都区内で途中下車しないだろうし、川崎(新横浜)以降は特に問題となることはない。