バイオリンという楽器は お金がかかる 

 

お金のかかるのは

*楽器代 *指導料

この二つが 主なものだと思います。

 

*楽器代

このクラブでは 楽器代をどう安くするかを考えています。

それには 子ども楽器のころは 借用楽器を勧めています。

 

楽器の大きさには

幼児期から大人用の楽器までに6段階あります。

大人用は 4/4 で これは世界共通です。その下は

3/4・1/2(2/4)・1/3・1/4・1/8・1/10・・

価格は大きいのも 小さい楽器も あまり違いません。

小さくなるほど・精密作業になるからです。

 

幼児の時から 大人になるまで6台も買い替えるとなると

大変なお金になります。

このクラブでは これを避けるために 

子どものうちは クラブの貸楽器を勧めています。

一つの大きさの楽器は 2~3年で次の大きさの楽器に代わります。

楽器の貸出料は 月に1000円です。

借用料 3万円を準備すれば その楽器の大きさは通過できます。

毎年1万2千円用意すれが 子ども時代は楽器を買わなくても済みます。 

 

なぜ月1000円が可能なのか。

これには 二つの理由があります。

一つは ソニー音楽財団からの助成金です。

椋バイオリンクラブには 2年ほど前 ソニー音楽財団 から

40万円以上の助成金が来ました。

そのお金で子ども用楽器を8台買いました。

 

その他にも 楽器を協力してくださる団体や個人があり

大人用・子ども用・併せて15台程度準備しています。

このおかげで 月 1000円の貸し出しができているのです。

 

 

もう一つの理由は 現在のテレビショッピングです。

子どもが大きくなり 使わなくなった子ども用楽器を手放す場合です。

この中には新品で買えば 10万円・20万円の楽器があります。

その場合 手放す時には数万円がいいところです。

椋バイオリンクラブには 楽器に通じた方がいて 

その中から 値打ちなものを買ってくださいます。

 

椋バイオリンクラブで貸し出している楽器は 

店で新品で買えば 10万円・20万円・30万円のものです。

これらを ソニーの補助金で買っています。

平均して 一台5万円程度で買っています。

 

新品で20万円の楽器なら 月 1000円で貸す人はいません。

1000円という値段を聞いて 5万円も出せばもっと良い楽器だろうと

自分で買いに行く人もいます。

買った楽器と 椋バイオリンクラブの楽器を比べてみると

椋バイオリンクラブの方がはるかに良い音がする場合がほとんどです。

 

バイオリンは 木(木材)で出来ています。

どんな木材が良いかていえば 年輪の詰まったものが良くなります。

年輪は その年の気温で決まります。

最近は 暖かくなり 年輪が荒くなりました。

バイオリンに関して言えば 古い方が良い音がするように思います。

世間では 中古品とか 安く見られますが 木目からすると古い方が上です。

中古品も 出来たときは新品で 10万円・20万円したと思います。

それを数年使って 売りに出したときは 3万円ぐらいになりますか(予想です)

その楽器を数万円で買い取り 皆さんに貸し出しています。

ですから 月1000円が可能になっているのです。

 

そこで クラブ員には 「このクラブのうちは 借用楽器でやりなさいね」

といっています。

初めにも書きましたが 楽器の大きさが6段階あるということは

子ども時代は 2年・長くても3年で楽器の買い替えです。

「それぞれの大きさについて 15万円・20万円の楽器を買うのは

やめた方が良いですよ。3万円準備すれば1台分パスできますよ」

こんなことを言うのは私が貧しいためでしょうか。

お金のある人は 良い楽器を買ってくださいね。

 

 

[では いくらなら良い音が出るのか」

楽器の音は 値段ではなくて 楽器そのもので決まります。

当たりはずれの多い心配な楽器です。

今はインターネットで誰かが使ったのを安く買う方法もあります。

運よく上手に買う人もいます。外れの場合も多いようですが。

これも当たり外れがありますので 自己責任でお願いします。

 

子ども時代は 楽器を買わないで 借用楽器を使ってください。

これが椋バイオリンクラブの方針です。

 

次は *指導料 です

バイオリンの指導料は ピアノの指導料よりも高いみたいですね。

月 4回(週1回)なら 安くて5000円。1万円ぐらいでしょうか。

それをこのクラブでは 月 1000円でやっています。

しかもその中に 会場費も含まれています。

現在の会場費は 1回が1400円です。

会場費を引くと 手取りはさらに少なくなります。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

椋バイオリンクラブのお金の計算は 適当な計算です。

実際は もう少し いろいろな収入が入ってきます。

会場費は 市から補助金が出てますからもっと安くもできます。

 

市の文化クラブは ボランティア活動が主です。

月1000円の指導料は 指導者の生活費には程遠い金額です。

クラブ費で妻子を養うとすれば 月5000円にはなると思います。

ここで言いたいのは「月・1000円の会費は安いですよ」と言うことです。