◼️ウンゲNZ紀行⑦
12/9 NZ4日目、前日の疲れもありこの日は午後から行動することに。早朝、日課の散歩。時間があったので少し離れたワイカト川へ。今旅行は基本ワイカト地方を回っている訳だけど、大抵NZ最長で425kmあるワイカト川を辿っていく様な道筋になる。住居のあるタマヘレ辺りのワイカト川は力強くて怖い印象だった。往復1時間の散歩。

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友達になったヤギ。
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帰宅後朝食のサンドイッチ(買い込んだパン、レタス、ベーコン、チーズ、バターで。基本朝食はこれ。)を食べ、台本作業をする。登場人物の役名を考える。これ、いつも意外と悩んでしまう。意味を持たせようとか思わないのだが、普通の名前だと別の人を連想したりで気持ち悪くなる。風の名称を当てはめてみることに。

「あさごち」という名前の風がある。春の朝に吹く風だそうだ。NZの夏の気候は日本の春みたいだ。この島は日本ほど一年の気候の差はない。日本は今、刺すように寒いのだろうな、でもその冬を越したら春が来る。もう今年も終わるのだ。彼女は(いい形容の仕方が見つからない、今はこっちの気分)ベットの上で膝を抱え、スマホを見たりどこかを見つめてたりした。

元々この日はNZ最大の都市、オークランドで行われるクリスマスイベントに行く予定だったのだが、片道2時間の運転が申し訳なくなり予定を変更。オトロハンガという町にあるキーウィハウスって施設で国鳥であり絶滅危惧種のキーウィを見に行くことに。大きな動物園などでは動いてる姿はほぼ見れないらしく、確実に見るならここがいいとネットの記事で見た。

オトロハンガはキーウィの人口孵化を始めて成功させた町らしい。飛べない鳥のキーウィは人に食料にされたり、持ち込まれた犬猫に雛や卵を食べられたりで絶滅の危機にある。NZは鳥がとても多い。天敵が殆どいないらしく、キーウィ以外にも飛ぶことをやめた鳥が何種かいる。NZの鳥は車が通ろうとしても飛ばずに歩いて避ける。だからか、道路には鳥やその他の動物の死骸がとても多い。歩いてると3分おきに見かける位だ。この国ではコウモリも歩いて行動するらしい。NZの動物は人が近寄ってもあまり動じない。寧ろこちらに興味を示す。家の前のアルパカも相変わらずこちらをじっと見ている。
オトロハンガのマックで昼食を済ませた後、15時にキーウィハウスへ。30分後にキーウィのフーディングがあるのでそれまで園内の別の動物を見る。トゥアタラというこれまたNZ固有の貴重なトカゲを見ることができた。

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トゥアタラ、和名をムカシトカゲと言う。2億年殆ど姿を変えてない、俗に言う生きた化石だ。猿は人類に500万年掛けて進化したらしい。この種はその何倍もの期間沈黙していたのだ。このフォルムがそんなにも良いのか…
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フーディングの時間、キーウィのいる暗室へ。そこには既にガラス越しにとことこ歩きまわるキーウィが!こんなにがっつり見れると思ってなかったので興奮。キーウィは羽毛が細くて毛みたいなので哺乳類の様だった。印象としては人のお尻から足と顔が生えてる様な。正に珍獣。餌を持った飼育員が来ると飛びつき、何故か飼育員を蹴ったりした。他のお客さんも笑いながら見ていた。そこそこコアなスポットらしく、土曜日なのに空いていた。贅沢にキーウィを堪能。感動!

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キーウィ以外の動物展示も楽しかった。突然大きな鳩が頭に止まってきたりなど、一般的な動物園では味わえない経験があった。彼女も伸び伸びとしていた。僕は昔からこの人の動物との距離の取り方が好きだ。少し遠いい位の距離、相手のパーソナルスペースに踏み込まず、そこからただ見つめる。それだけ。人に対してもそうな気がする。そのあり方は、どこかNZの動物たちと似ている気がした。

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