玉骨遥(ぎょこつこよう)(原題:玉骨遥)観ました。
2023年7月2日。 全40話×45分。 ネタバレ注意。
原作:沧月 〈镜〉シリーズ前日譚小説〈朱颜〉改編。
総監督:蒋家骏
総脚本:吴迎盈
雲荒(うんこう)と呼ばれる大陸に空桑(くうそう)人、鮫(こう)人、氷(ひょう)族が住んでいた。7000年前、空桑の琅玕(ろうかん)が雲荒を統一するが、破壊神・虚遥(きょよう)に心を惑わされ操られ、国内には六王が暗闘を続けていた。国外では、鮫人と氷族が乱をおこし、雲荒の危機が迫っていた…
赤(せき)族の郡主・朱颜/朱顔(しゅがん)は霍图/霍図(フォトゥ)部の親王・柯尔克/柯爾克(カルク)に嫁ぎに来ていたが、朱颜は好きな人に嫁ぎたいため、術を使い分身を作り出し、砂の魔物を操り、自分は逃げた。そこに現れたのは師匠の时影/時影(じえい)だった。
朱颜は雪寒微(せつかんび)を世子に贈るため採ろうとしていたのを时影が採ってあげる。朱颜はその若様が世子・时影だと知らずに話をする。朱颜は国を守るため術を習いたいが、父親が反対しているため、世子に許しをもらおうと思ったのだ。朱颜は誤って鮫人の皇妃・秋水(しゅうすい)の前に落ちてしまうという無礼を働いてしまう。时影の言葉巧みな弁舌のおかげで朱颜の罪は免れたが、时影は秋水に恨みを買ってしまった。その夜、时影は秋水の策によって秋水を訪れる。そこへ北冕帝がやってきて时影に襲われたと命を懸けて时影を陥れた。北冕帝は怒り、时影を助けに来た皇后・白嫣(はくえん)が咎めるが、皇后の言うことにも聞く耳を貸さなかった。
皇后が火を放ち、母子心中を図った。北冕帝は亡くなった时影の名を禁句とし、弔うことも許されず、皇后・白嫣は位を剥奪され幽閉された。
ところが、时影は生きていた。白嫣から大司命の法術で分身を身代わりとし、本物の时影は外に出て大司命を師匠とすることと聞かされる。朱颜は鮫人で家職の赤渊/赤淵(せきえん)を連れて时影の弔いをしていた。
命星に災いの反応が出た。大司命は、时影を祈る者に会えば、陰陽が交わり瑠璃花が現れる。その時は殺さねばならないと告げた。さもなくばその者が时影の命を取ると。
5年後。九嶷(きゅうぎ)山では时影が修行を積んでいた。
九嶷山では、10年に一度開催される「望星大典」のために空桑の王たちが集まってくる。その中には朱颜もいた。时影には重明(ちょうめい)という人間の姿になれる、万年生きているという神獣と交流を持っていた。
大司命は朱颜に裏山の帝国谷には、歴代の帝と后の陵墓で聖域だから侵入するなと忠告する。
时影は母親の誕生日に合わせ、贈り物を届ける。あの火事の日に負った喉を治すためのものだった。时影は18歳になったら母親を迎えに行くつもりだった。
朱颜は鳥の姿の重明を見つけ、追いかけていく。重明に会った朱颜は仙友に会わせてほしいとお願いするが、一蹴されてしまう。
白雪鹭/白雪鷺(はくせつろ)が舞を踊っているのを見て望星使は彼女だと周りが言っているのを聞いた朱颜は、望星使は白家の嫡女の役目なのにと、白雪莺/白雪鶯(はくせつおう)も舞を踊らせる。
そんな様子を、西海冰川/西海氷川(せいかいひょうせん)冰族大殿/氷族大殿(ひょうぞくたいでん)で智者(ちしゃ)が見ていた。智者は巫咸(ふかん)に帝国谷に潜入し、后土の指輪を捜すよう命じた。
白雪莺が朱颜に舞衣を見せていると白雪鹭がやってきてわざと舞衣を落とす。自分が望星使に選ばれなかった嫌がらせだ。落ちていった場所は聖域の帝国谷で立ち入れば死だ。しかし朱颜は白雪莺のため、舞衣を探しに帝国谷に足を踏み入れる。無事舞衣を見つけた朱颜は舞衣を着て幻想的な繁星湖の魅力に浸っていた。そこで时影と再会するが朱颜は时影だと気づかなかった。重明は女子と顔を合わせたから殺せという。
时影は攻撃するが、その相手は朱颜ではなく、黒衣の者に向けてだった。朱颜も助太刀しようとするが、その際に白雪莺の舞衣を燃やしてしまった。大司命がやってきて黒衣の者は撤退するが、禁地にいる朱颜を咄嗟に时影は隠した。
大司命は氷族の法術の痕を見つけ、見つけ出させる。朱颜は幻の神官だと思って見つめていると、初めて会った気がしないと思った。すると突然元に戻る。朱颜は色々聞こうとするが、时影は朱颜の記憶を消した。
氷族の帝国谷への捜索には、青东方/青東方(せいとうほう)が情報を流していた。
白雪鹭は帝国谷で皇后になった時に護身符になると考え、后土を探し出そうとしていた。また誰かが帝国谷に入ってきたので重明が行くと、白雪鹭だった。时影は白嫣の話から白嫣が冷遇されていると知った时影は大司命の所へ。白嫣に会いに行こうとするが、大司命から亡くなったことを知らされる。しかも自害したと。白嫣は时影の足かせにならないようにと文を残していた。时影は自分を責めた。大司命は时影が感情で天象を変えられることを知り驚く。
白雪鹭は白嫣の死を利用する。その聡明さから白敬安(はくけいあん)は、白雪鹭を皇后にしようと考える。六王は白嫣を罪人扱いし、大典の名簿から抹消した。世の残酷さを目の当たりにし、闇に捕らわれた时影は復讐に燃える。
朱颜は帝国谷に来ていた。記憶を消されていたが、前にも来たことがあると感じていた。重明は朱颜を时影の元へ連れていく。时影は重明が青东方に見えてしまい攻撃する。その攻撃は重明を助けた朱颜に当った際、时影は正気に戻り、気を失った朱颜に自分の霊力を与えた。すると朱颜の額に瑠璃花が浮かび上がった。大司命が言った必ず殺さねばならない相手だった。それを重明も見て、災いの娘だからと手を下そうとするが、时影は拒否した。
朱颜は自分の経験を話す。彼女の身の上を聞いた时影と重明は、やはり彼女が災いの娘だと確信する。
早く殺した方がいいと言う重明に、时影は予言より徳を積むことが重要だから、朱颜を殺せないが、自分の命を粗末にする気もないと話す。そして彼女が訪れてきても、二度と会わないと。
朱颜は望星使に白雪莺が選ばれるために、重明がくれた羽を舞衣に飾ればいいとあげてしまう。
大司命は时影を復讐に燃えさせるはずだったのに、平静でいることを不思議に思う。そこで…
大司命は时影に母・白嫣の名誉を回復するよう促す。しかし时影は母の期待を裏切りたくないという。そんな时影に大司命は望星大典の記録官を務めさせる。弟の时雨/時雨(じう)が帝君の名代で来ることも伝えた。
白雪莺は姉に譲ってばかりではダメだと考えていた。时雨は大典の演説のために川のほとりで練習していた。よく似た2人は出会い、意気投合し、“夜行同盟”を結ぶ。
时雨を見た白雪莺は驚く。时雨はしきたりに従って白雪莺を望星使に選んだ。大司命は时雨に己の全てを奪われていると気づいてほしいために、記録官に指名したのだが、その意図は伝わっていないようだ。大司命は时影がかばっている娘が白雪莺なのかと考え、时影も疑念を抱かれたと考えた。そこで花びらとなり朱颜に羽を一本折るよう指示を出す。大司命は以前羽を回収できずに民間に落ちたものと思ってくれた。
またしても朱颜は帝国谷にやってきて、直接謝りたいという。朱颜の願いは时影に弟子入りすることだった。朱颜は世子を生き返らせたいために法術を学びたいと話す。しかし时影はそんな法術はないといい、弟子入りも拒否する。他に願いがないのなら、二度と来るなと突き放した。
白雪莺は时雨と再会し、川のほとりに行く。白雪莺は时雨になぜ冷たい態度だったのかと聞くと、白雪莺を守るためだという。彼は自分で作った木彫りを取りを贈り、今は公にできないと話す。そんな話をしているのを白雪鹭が聞いていた。
白雪鹭は2人が相思相愛なのを知ったが、まだ自分にも機会があると考える。
重明は朱颜に亥の刻に星尊帝の陵墓に行って、七星灯を入手しろと时影からの言づけだと嘘を教える。失敗すれば術を学ぶ資質がない証だから、その時は时影に二度と会うなと伝えた。
白雪鹭は白雪莺から口実を作って木彫りの鳥を取り上げる。白雪莺の名節を守るためだと言うが、时雨を窮地に追いやる気だった。
重明に言われた通り陵墓に向かった朱颜は、幻覚を見る。陵墓に異変を感じた时影が駆けつけると、朱颜は霊力が尽きそうで、このままでは死んでしまうと思った时影は密かに助け、朱颜は七星灯を手にする。しかし时影は彼女の抱く念を断ち切らせた。自分のために己を粗末にしてほしくなかったのだ。
白雪莺の件を王たちは时雨に判断を仰ごうとする。そこへ事態を知った朱颜がやってきて时雨を挑発し、名乗り出るように持っていく。时雨は自分だと名乗り出た。白敬安はどちらの娘が时雨と一緒になっても構わないので喜ぶが、青东方は不満だった。
九嶷山から赤王府に戻った朱颜だったが、何も食べずに引きこもっていた。そんな朱颜を赤渊が話を聞いてくれ、2人で町に出て元気を出した。
青东方と皇妃で妹の青云/青雲(せいうん)は、时影が生きているかもと疑い始め、六族を味方につけようとする。青云は白雪鹭から九嶷山の情報を聞き出そうとする。白雪鹭は自分が利用されているのが分かっていたが、神官の存在を知りたかった。そして彼を大司命や青云と渡り合う切り札にしようと考える。
朱高照は北冕帝の命で、青罡(せいこう)の影武士(えいぶし)と演習をさせられ傷を負って帰ってくる。青东方が痛い目に遭わせるために仕掛けたのだ。
时影は18歳の誕生日を迎えた。大司命は时影に少司命の地位を与える。时影は少司命として六部の子弟から男女問わず弟子を募ることに。
朱颜は選抜に参加するように言われるが、気が乗らなかった。自分を否定した人がいるところに戻りたくなかったが、赤渊に薦められ参加することに。
選抜は二人一組で行う。少司命が时影だと知った朱颜は下山したかったが、帰らせてもらえないならと失格になるのを待っていた。そこに重明が現れ、九嶷山にいたくない朱颜は自分を殺せと重明に言うと、重明は大きな石を投げつけ…
その石を破壊したのは青罡だった。汚い手が許せないと言う青罡は朱颜と組む。他の参加者たちは大けがを負い脱落していく。大司命は白雪鹭を时影の妃として考えていた。青罡は少司命の偵察が真の目的だと見抜いていた大司命は、穷奇/窮奇(きゅうき)を使い、脱落させろと指示を出す。 朱颜と青罡の前に窮奇が現れる。戦っても太刀打ちできない2人は逃げるしかなかった。崖に追い込まれた朱颜は「窮奇は中傷と闘争を好む。善人を食し、悪人を賞す。善を懲らしめ悪を称える」と古書に書いてあったことを思い出し、自分たちは悪人だと言い窮奇を追い払った。しかし、次は窮奇の影響で混沌(こんとん)が現れる。恨みの塊である混沌は、大司命でもやっかいなものだった。朱颜は青罡を助け、自身は混沌に飲み込まれてしまう。混沌は朱颜を惑わし、死なそうとするが、时影が助けに来る。
混沌から抜け出そうとしていた2人は、善意の橋を架けるため、楽しかった思い出を話す。その中には九嶷山で出会ったことも含まれていた。
混沌に飲み込まれて住んでいるという老婆に出会い、老婆は3人で一緒に住もうと誘ってくる。时影は老婆が痴霊だと分かった。脱出のカギとなる言葉を見つけ、わざと恨まれることを言った时影のおかげで、朱颜は無事元の世界に戻れた。时影が朱颜の怨念で殺され、朱颜が悲嘆にくれるのを見たい混沌だったが、朱颜は生死の境に善の念を残しており、それが时影を守った。朱颜は时影の思惑に気づき、时影を捜すために玉骨を手に入れようとする。
时影も混沌から脱出できたが、大司命から軽率すぎると叱責を受ける。そして朱颜と面識があったから救ったのではないかと疑念を持たれるが、时影は面識はないし、彼女の素質では弟子にできないというと、大司命は彼女をそばに置いておけないと忠告する。
玉骨の目の前まで来て朱颜は青罡に譲ろうとしていると、白雪莺たちがやってくる。朱颜と青罡は弾かれ、白雪鹭は結界を解き玉骨を手にするが、制御できず穴の中へ落ちていく。玉骨を壊せと言われるが、白雪鹭は一番弟子になるために離さなかった。青罡が自分を犠牲にして白雪莺を助けるが、それでも離さず4人とも落とされてしまう。が、これは幻覚だった。玉骨が朱颜の手元に落ちてくる。白雪鹭が、第二段階の試練で玉骨が朱颜を選んだという。白雪鹭が奪おうとし、止めようとした白雪莺と玉骨が飛ばされる。そして…
一番弟子に白雪鹭に決まりかけた時、大司命がやってきて朱颜をどうするか时影を試す。それでは朱颜を一番弟子にと答えたため、ひとまず一番弟子は空席にし、一月後に決めることを提案される。
青罡は青云から少司命が世子であるか調べ、世子なら始末しろと指示されていた。朱颜は試験に受かったけれど弟子には…と複雑な心境だ。赤渊の調子が悪いのを見た朱颜は心を安らげる仙術を施していると、2人の前に水鏡が現れる。水鏡の中に入った朱颜は癒され、九嶷山に戻ることを決意する。时影と重明が自分の法術がままごとだと悪口を言われてるのを聞いて気分を害するが、朱颜は时影に混沌から脱出させてくれたことに礼をいう。そして暇乞いをする。しかし大司命の疑いが晴れないと考えた时影は、下山していいのは一月後だと拒否する。朱颜が納得いかずに文句を言っていると大司命が来るのが見えた时影は…
袂に隠された朱颜は、时影が大司命に自分の話をしているのを聞き、批判されたことを落書きする。それに気づいた时影は、戒めとして朱颜の手の甲に移した。
講義の様子を見た大司命は、朱颜が时影に気に入られることはないと安心する。大司命は时影に青罡が鵲踏枝(じゃくとうし)という青族の猛毒を持ち込んだと伝え、青罡が时影に手を下そうとするから気をつけろと忠告する。
講義中に居眠りをしてしまった朱颜は、时影から入門書を3日で三度書写するよう命じられる。青罡がやってきて書写を手伝うから、时影の髪を1本取ってきてほしいと頼まれる。大司命は白雪鹭に青罡を注意するよう指示していた。
时影は朱颜に“万書伝音”という閲読術を教える。習得した朱颜は講義での発言が軽率だったと謝罪する。
赤渊は瞳が青く光る。これは龍神に感応したことを意味する。龍神が目覚めるのか?と赤渊は考え、龍神は九嶷山の近くに眠っているかもと推測した。
朱颜は时影の髪を梳き、髪の毛を手に入れ、青罡に渡す。渡した後に疑問を持った朱颜は様子を見に行く。青罡は少司命が时影だと確信する。その様子をを見ていた朱颜は青罡が持っていた筆を持っていき、时影に全てを話す。时影は自分の害にならないから筆のことは忘れろと話す。
青罡は时影を待ち伏せし攻撃するが、时影には通用しなかった。そこで青罡は鵲踏枝の封印を解く。だが、鵲踏枝でも倒すことはできなかった。その様子を白雪鹭は見ていた。青罡は时影の素性は誰にも言わないと言い、时影は筆を返してもらったお返しに青蝠(せいふく)剣を青罡に贈った。
鵲踏枝の毒はまだ时影の中にあった。早く取り除かないと时影も青罡も命が危ないという。そこへやってきた朱颜は、ある方法を使うことを提案する。重明は何を言ってるんだという感じだったが、実際にやってみると、毒は抜けた。この様子も白雪鹭が見ていた。
青罡は少司命は时影ではないと報告し、一月後には下山すると報告した。白雪鹭は青罡の反応から少司命が时影であることが分かり、大司命に報告する。大司命は一番弟子になりたい白雪鹭に、赤族の火を抑えられる法器を渡す。
講義で霊識草を編み上げた後に霊力を注いだ腕輪を时影に渡すが、朱颜のは雑だと笑われる。しかし、时影はつたなさすぎて整えたくなったと朱颜の腕輪をはめる。重明は書物にあった「呪文を唱えつつ赤果を食せば、女色に惑わされぬ」と書いてある通り、时影に赤果を食べさせ呪文を唱えた。講義に出た时影の腕輪が赤い光を放った。
霊識草は精神を統一させるという。心が強いと言われた青罡の腕輪は白雪鹭が近づくと揺れ、皆にからかわれる。朱颜が时影に近づき、動揺させようとするが反応がなかった。しかし雷が鳴る。その様子を見ていた重明は朱颜は疫病神だと確信し、赤果を食べさせて良かったと考える。
朱颜が習った通りにできないのは、雑念が多いからだと时影に言われる。2人並んで精神を統一させようとするが、2人の腕輪が反応し、朱颜は集中できない。时影は新しい術を朱颜に伝授する。喜んだ朱颜が时影に抱きつくと、なんと时影が小動物に変化してしまう。重明の所へ逃げた时影は元の姿に戻るが、重明の反応を見て、何か隠していると問い詰める。
青罡は白雪鹭からお菓子をもらったと言い、お菓子を食べた朱颜と青罡は眠ってしまう。目を覚ました2人が学堂に行った時はすでに試験は終わっていた。白雪鹭は自分なりの正々堂々と首席を取るやり方だと開き直った。朱颜、青罡と白雪莺の3人は酒を煽って憂さ晴らしをする。腹黒い白雪鹭が一番弟子になるのに納得がいかない朱颜は、自分が一番弟子になると言ってるのを时影に聞かれる。
朱颜が一番弟子になりたいと確認した时影は、朱颜が白雪鹭を追い越す道は険しいので、甘い顔をせず、試練を与えるという。大司命が白雪鹭を使うのは、自分を嘉兰/嘉蘭(からん)に帰すためで、その策に乗らないためには朱颜が首席を獲得するしかなかった。法術を権勢のための手段と考えている白雪鹭に対し、朱颜は真の向学心という点も考慮してのことだ。
赤渊は痛みに耐えながらも、黄泉の滝に行き、龍神の召喚を聞き届ける。龍神はここから出て空桑の人間をすべて滅ぼし、自分を封印した六部は誰一人逃がさないという。赤渊は龍神が目覚めたら天下は一変する。その時が来たら、龍血古玉さえあれば群主を救えるかもと考える。
一月が経ち、一番弟子を決めることに。白雪鹭、青罡、朱颜と白雪莺の4人が腕比べに参加する資格があったが、青罡と白雪莺は棄権し、白雪鹭と朱颜が戦うことに。思っていた以上に上達していた朱颜に負けられない白雪鹭は、大司命からもらった法器で朱颜を傷つけ、朱颜の法術を抑える。しかし風の最高法術を使った朱颜が勝ち、一番弟子として少司命のもとに留まることが決まった。自分の思惑通りにならなかった大司命は白雪鹭に一度戻って己を鍛え直せと突き放した。
大司命は朱颜に難題を出し、誠意を示せという。それを知った时影は例え朱颜が弟子の資格を失っても、白雪鹭を弟子にしないとハッキリ言い、大司命に干渉しないでほしいと願う。
朱颜は一番弟子の儀式を行い、正式に时影の弟子となった。
时影は大司命に感謝しているが、母親のいない嘉兰に戻る気はないと言い大司命を怒らせる。しかし、大司命の誕生日を时影だけが覚えていて、白嫣が好んだ菓子を用意してくれていた。
赤渊は龍神が目覚めた時のために、朱颜に鮫人の鳬水(ふすい)術を教える。赤渊は時々意識がとぶことがあった。
朱颜は时影に赤族の火術・御火(ぎょか)術を披露するが、ダメ出しされ、基本がなっていないと言われる。
朱颜に負けて悔しい白雪鹭は、戻る道中も夜な夜な練習に励んでいた。そんな白雪鹭の気持ちを青罡は見抜いていた。白雪鹭は自分の出自を打ち明け、出世して見せるという。隠れて聞いていた白雪莺は、白雪鹭にそんな過去があったことを初めて知る。
时影は疫病の治療で九嶷郡に行っていた。それを聞いた朱颜は重明と共に下山する。だが、时影にうつるから帰れと言われる。が、素直に帰る朱颜ではなかった。民が食事に困っていると気づき、火術を使い料理を作っていた。时影は御火術は合格だと話していると、重明が村に早く戻ってくれと言う。村人の1人が朱颜の処方薬を飲んだら症状が悪化したという。时影は口伝えが招いた間違いだと分かると治療に当たった。疫病もある程度収束する。疫病は川の水が疑わしく、村人は東溪の水を使っているということが分かり、調べると…
时影は大司命に疫病の原因が東溪の水で、上流の水面には泡が立ち、水質に異変があったと報告する。そして蒼梧の淵に龍神が捕らわれていると推測し、調査を願い出るが、大司命は今は静観することにした。
青云主催の宴が催され、白雪鹭と白雪莺も参加する。白雪莺は时雨と厨房で会って愛を育んでいた。白雪鹭は青云に会いに行く途中、青罡に会う。白雪鹭は九嶷山での知り得たことを青云に報告し、青罡は嘘の報告をした罰を受けることに。青罡は白雪鹭を諦めないというが、白雪鹭は彼の真心を受け取ることはできなかった。
青罡は青云に少司命が时影だとバレてしまったと时影に知らせる。白府で禁足になった白雪莺に白雪鹭は元気になって自分と皇后の座を争えと彼女なりに元気づける。白敬安は医者を連れてくるが、その医者とは时雨だった。时雨はいろんな変装をして白雪莺に会いに来る。
2年後。朱颜は法器をもらえることになり、幾千ものの中からひとつ選ぶ。
朱颜が選んだ法器は、时影が幼い時に選んだものと同じだった。朱颜はこの法器を“宮商(きゅうしょう)”と名付ける。これを使う者は生死を共にする。永遠に大地を見守る宮と商の両星みたいだと。その名も时影が名付けたものと同じだった。
时影は石室に籠るから自分で修養し、邪魔をするなという。真境に達するために籠るのだ。大司命は罠を張り巡らせ、不逞の輩を待っていた。时影が真境に達すれば、嘉兰帰還の準備が整うのだ。
朱颜に会いに母親と赤渊が来る。朱颜は赤渊が選んだ时影への贈り物を届けに、何日も会っていない时影に会いに石室へ行く。瞑想中なのに警護がいない石室に入った朱颜が时影に向かって一人で話していると、刺客が現れ、时影を襲おうとする。朱颜は阻止しようと戦うが、彼女の血によって大司命の呪文が発動され刺客は倒れる。大司命は計画が台無しになったと朱颜を叱責する。
その夜、赤渊の前に龍神が現れる。赤渊の本当の名は止渊(しえん)で、左権使という身分らしい。そして“止”は鮫族で海皇の下における第一の姓なのだ。龍神はまず朱颜を殺し、空桑との絆を断とうとする。赤渊は必死に止めようとするが、屋敷は火の海と化した。赤渊は涙を流し、龍血古玉が現れる。龍神は、赤渊が朱颜を愛したという。使命を忘れるなと言い龍神は去った。屋敷は焼けておらず幻覚を見せられていたようだ。赤渊は鮫人は生涯一人しか愛さないため、朱颜を愛したなどと認めようとはしなかった。
刺客の中に青东方と青罡の血脈はいなかった。青云は白雪鹭に手柄を立てる機会を与えようと考えていた。
九嶷山も安全ではないと考えた朱裳湘(しゅしょうしょう)は朱高照(しゅこうしょう)に弟子の辞退する書状を書いてもらい、帰ってくるように言うが朱颜は帰りたくなかった。赤渊は朱颜に龍血古玉を装飾にして渡す。これは空桑人が触れると砕けるが、朱颜が触れても砕けなかった。赤渊は縁のある証拠で、彼女を守ってくれるだろうと考えた。
青云から时影を九嶷山南側の女蘿(じょら)溪に連れ出してほしいと頼まれていた白雪鹭が白雪莺の字を真似て文を書く。その文を読んだ朱颜は、女蘿溪に向かう。すると巫咸が現れ、少司命を呼べと言ってくる。異変に気付いた时影は、朱颜を助けに行こうとするが阻まれるが、人の道を外れることはしたくないと助けに向かう。朱颜は傷を負い、时影は天誅を使おうとするが、霊力が弱っているうえ、手負いで使うことができない。そこで朱颜は宮商を使い、时影は天誅を放った。その反動で2人は水の中に落ちる。
2人は蒼梧の淵へ降り立った。そこは星尊帝に封印された龍神が眠っている場所だった。龍神は、时影が星尊帝と同じ匂いがすると攻撃してくるが、赤渊からもらった龍血古玉に守られる。龍神は朱颜が海国の命運に大きく関わっているはずで、殺せば云荒の乱の発端を早めるかもと思う。しかし、龍神は己のいるべき場所に戻れと2人を地上に戻す。ようやく大司命が来てくれ、安心した朱颜も気を失ってしまう。大司命は朱颜が災いの娘だと確信した。
时影は3日も昏睡していた。目覚めた朱颜は、自分が餌にされたと考える。
时影は龍神が目覚めたことなど、起きたことを大司命に報告する。时影の様子を見に来た朱颜は、时影と青云に関りがあることを知る。大司命は外に朱颜がいるのを知って、あえて时影に朱颜が大事かと聞く。やり取りを聞いていた朱颜は、師匠があの世子だと知ってしまう。时影も知られたことを知る。时影は過去を捨てたのに、自分だけが執着していたことに朱颜はようやく気づいた。
时影は朱颜のことが好きだと自覚し、俗念を持ったとして罰を受け、俗念を断とうとする。大司命は少司命が时影だと広めさせる。そして朱颜を使い、时影に世俗への欲を持たせようとしていた。しかも时影を守るために、朱颜に誅心呪をかけていた。もし朱颜が时影に殺意を抱けば、誅心呪が朱颜に死をもたらす、という呪いだ。
青东方は白家との婚姻を急がせるが、青云は白雪莺との婚姻には反対だった。そこで、白雪鹭を时雨と婚約させ、时雨を世子にしてもらおうと考えた。
大司命は重明に、时影にかけられた呪いや災いは消滅したと伝える。災厄があったとしてもこの度の試練で消滅したと聞いた重明は、朱颜に蒼梧の淵で时影が化けなかったことを聞き、本当に消滅したと考えた。时影は正道に戻ろうとし、朱颜に学び終わったから下山し、二度と戻るなと伝える。朱颜はまだまだ学びたいこともあるし、共に悪党を倒したいから離れないと訴える。
朱高照と朱裳湘は、朱颜の弟子の辞退を申し出て、大司命も下山を許可する。朱颜は下山するが、どこにいても心は时影と共にあると告げる。时影は朱颜に白薇皇后が残した古代の法器の玉骨を挿してあげる。修練への褒美として。玉骨は歴代帝王が皇后に与えた結納品だという。
大司命は朱颜の蒼梧の淵での毒が抜けたか確かめる。朱颜は下山し、天極風城に戻り、次々とお見合いをさせられる。相手は裕福な者ばかりだったが、女性蔑視だったり、家柄重視だったりと碌な者がいなかった。
意中の人を聞かれた朱颜は、赤渊だと宣言する。彼女の言葉は曜儀の言葉と同じだった。赤渊から人を愛するとはどういうものかを教えてもらった朱颜は、时影のことが好きなのかも?と考えるが、俗世の人じゃないからダメ、考えるなと自分に言い聞かす。赤渊は朱颜に対する自分の気持ちが抑えられなくなったため、赤王府を出て、天極風城からも去る決意を固める。
朱颜は夢の中でおかしな所へ迷い込み、自分の名前だけこだましないことを不思議に思う。その声だけ結界を張ってるはずの时影に届いていた。そこに时影の幻影が現れる。本物の时影も訳が分からなかった。
青云は青族の権力を盤石なものにするため、青罡に朱颜を娶るよう命じる。青罡は白雪鹭に会って好きだと伝えるが、利を優先され断られてしまう。そんなに皇后になりたいの?
青云は北冕帝に时雨の婚姻相手を白雪鹭にと願い出る。北冕帝は実質、自分に決定権を持たせないやり方が気に食わず、白雪鹭、白雪莺を呼び寄せ、时雨に添い遂げたい者を選ばせる。もちろん时雨は白雪莺を選び、北冕帝も2人を祝福した。北冕帝は青云に时雨を世継ぎにするから、九嶷山の者を二度と襲うなと忠告する。この時の北冕帝は正常な判断をしているんだけどなぁ。
青罡が朱颜の縁談相手としてやってくる。2人とも夫婦になることが想像できず、青罡は朱颜に愛する人のために権力や圧力と戦うべきだと言われ、命に従わないことにした。しかし青云は次の手を仕掛けてくるだろうと忠告した。
朱颜は夢の中で时影の精神の世界に入る。时影は結界を張ったのに入って来た朱颜に驚き、黙って彼女の話を聞いていたが、朱颜を再びここに入れないように自分に言い聞かせる。
重明が氷族の刺客の消息を聞いた时影は生き延びたのは巫咸で、天誅をかわせるとは奇妙だと感じる。时影は智者の正体が気になった。巫咸が残していった地図から、时影は智者が渡した地図だと推測する。これらのことを大司命に報告しに行った时影は、大司命自身の霊力と宮商をつないだこと、なぜこのようなことをするのか聞く。大司命は时影の本心を確かめたくなったからだという。大司命は結界に入らせないようにすると約束した。だが、大司命はこの修業は必ず実を結ぶと考えていた。
时影は朱颜が戻りたがっていることを断ち切らすため、成婚の祝いの文と贈り物を送った。
时影に突き放された朱颜は深く傷つき、赤王府を飛び出す。追ってきた赤渊に諭され、心が落ち着くまで安全な場所で生活する。赤渊は朱颜を隠したと朱高照に叱責され、罰を受けていた。朱高照は赤族と青族が婚姻を結ばないと軍糧は届かないと特使に言われる。青云の次の一手だった。事情を知った朱颜は婚姻で解決するのならと、縁談に同意する。
青云は白雪鹭と話をしていると青罡がやってくる。青罡は恋情のない朱颜を娶らず、本当に愛する者と一緒になりたいと誓う。諦めないという青罡に白雪鹭は心がざわめくが、それがバレないように取り繕う。そこに朱颜が同意したと報告が。
时影はもう朱颜が来ることはないと思っていたのにやってくる。しかし朱颜は結界を破けず时影の姿も見えない。朱颜の心の叫びに、时影は朱颜のことが気にかかるが、巻き添えにできないと涙を流す。朱颜は別れを決意し、幻覚は消えていった。そして2りの宮商を使った痕が消えた。重明から情報を得た时影は天極風城を避け、日月湖に向かう。
朱颜はどうしても赤渊に恩返しがしたかった。そこで人捜しの術を使おうとする。赤渊は鮫人の魂は死後、碧落海へ戻るからそこへ折り鶴を飛ばし、亡き者を捜したいといい、折り鶴を飛ばした。
朱颜は赤渊にだけ自分が想い人に見える法術をかけた。赤渊は涙を流し、夢なら覚めたくないと抱き寄せる。そこを朱高照たちが目撃し、激怒する。周りは普通に朱颜といちゃついてるように見えるからだ。
青族の使者は婚姻は取り消しだと帰ってしまう。赤渊を守る朱颜を見て、赤渊は曜儀を思い出す。朱颜は曜儀そっくりだった。そして曜儀が生まれ変わった時の目印とした珠が朱颜を持ち主として認めた。それはつまり、朱颜が曜儀の生まれ変わりということだ。しかし、怒りが収まらない朱高照に赤渊は自分の罪を認め、赤王府を去る。
赤渊は曜儀と出会ったことを思い出す。曜儀は天極風城の城主・赤珠翡丽/赤珠翡麗(せきしゅひれい)だった。朱颜の高祖母にあたる人物だった。赤渊は朱颜が曜儀の生まれ変わりと信じ、そばにいようと決める。しかし、曜儀は氷族の呪術にかかって生まれ変われなかったのだ。残留思念が赤渊のそばにいたが、その残留思念も去った。
赤族配下の霍图部の霍图王は鱼姬/魚姫(ぎょき)と息子の苏摩/蘇摩(そま)を溺愛していたが、ある日黒い影が突然現れ、命を奪われる。黑子さん登場したと思ったら、数分で退場ですか?は、はやすぎる…
大妃は黒い影の存在を信じず、鱼姬が王を惑わして死に追いやったと考え、杖殺にしようとする。だが、柯尔克や大巫師に諭され、大妃は死は見逃した。大妃と大巫師は鮫人の捕獲をしており、さらに朱颜との婚姻を企んでいた。北冕帝は朱颜と柯尔克の婚姻の聖旨を出す。朱高照たちは辺境の地だと心配するが、朱颜はこれが最適だと嫁ぐと決めた。
白雪莺と青罡は朱颜の婚姻を知って訪ねてくる。朱颜は2人それぞれに忠告するが、白雪莺には今生の別れに聞こえた。酔いつぶれた朱颜は、そばにいるのが时影かと思ったが、それは赤渊だった。
赤渊は龍神が目覚め、自分の居所も知られてしまったため、朱颜を危険な目に遭わせられない。海皇を正しい道に導けば両族の恩讐は穏便に解決されるだろうし、自分たちを引き裂く者は二度と現れないと考える。そして霍图部の最新地図を置いて行く。
朱颜は両親との別れを惜しみながらも霍图部に向かう。时影は时雨の文で朱颜が霍图部に嫁ぐことを知る。重明は平静を装っていても内心は動揺していると見ていた。
朱颜は侍女の玉绯/玉緋(ぎょくひ)に出奔を計画していることを伝える。霍图部への輿入れは勅命。逆らえば大罪だが、赤族を巻き込みたくないため、朱颜は死を装って逃げることを考えていた。そこへ赤渊がやってきて逃亡に手を貸そうとするが、朱颜は赤渊も巻き込みたくないし、やるべきことをやってと断わった。
赤渊に教えられた馬を見に行くと結界が張ってあった。その中には鱼姬と苏摩がいて、苏摩は高熱にうなされていた。自分が去れば2人は餓死してしまう。助け出さねばと考え…朱颜は2人を自分の隠れ場に案内し、食事を与える。
大司命に会いに来た白雪鹭は、青云と霍图部の使者の密談を聞いたと詳細を伝える。大司命は謀反を起こし、时雨に鎮圧させる気で、数日中に事が起きるだろうと考える。
时影と赤渊は帰邪(きじゃ)星が現れたのを確認する。大司命は时影に下山し、帰邪星の調査を許す。
赤渊は霍图部に海皇の気配を感じなかった。そして鮫人がいない理由を知り、古嵬(こがい)城を探す。时影と重明もこの情報を得ていた。
(後編)玉骨遥に続く。
【主要人物紹介】
时影/時影(じえい)役
肖战/肖戦(シャオ・ジャン) 1991.10.5生まれ 183.6㎝
代表作:藏海传(原題)、余生,请多指教(これから先の恋)、斗罗大陆(斗羅大陸~7つの光と武魂の謎~)
朱颜/朱顔(しゅがん)役
任敏(レン・ミン) 1999.12.17生まれ
代表作:大理寺少卿游(大理寺日誌~謎解く少卿には秘密がある~)、群星闪耀时(原題)
止渊/止淵(しえん)
赤渊/赤淵(せきえん)役
方逸伦/方逸倫(ファン・イールン) 1992.12.26生まれ 184㎝
代表作:一念花开(一念開花~ひとひらの恋ひらく時~)、双世宠妃Ⅲ(寵妃の秘密3~時空を結ぶ運命の約束~)、长歌行(長歌行
白雪鹭/白雪鷺(はくせつろ)役
王楚然(ワン・チューラン) 1999.1.21生まれ 172㎝
代表作:柳舟记(柳舟恋記~皇子とかりそめの花嫁~)、我的人间烟火(消えない初恋)、尚食(尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~)
青罡(せいこう)役
王子奇(ワン・ズーチー) 1996.2.25生まれ 185㎝
代表作:御赐小仵作(宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~)、只是结婚关系(ロマンスは結婚のあとで)、你给我的喜欢(2回目のロマンスはままならない)



















































