血小板減少症の患者Sさんが来られました。
もちろん主訴は別で顔面神経麻痺です。
ただなかなか血小板減少症の患者はこられないので初めての体験でした。
その程度(血小板減少症)は重症で全身に点状の内出血があり
下腿(ひざ下)には全体に内出血があり特にむこうずねにひどくでています。
むこうずねには皮膚が盛り上がるような状態です。
「このような症状はよくある」と病院では言われたとSさんは言っていますした。
ただなぜ下腿なのかは教えてもらっていないそうです。
3日ほど私なりに考えましたが突然ひらめきました。
「ズボンのすそがあたるために内出血がおこる。とくにむこうずねにズボンのすそがあたる(前側だから歩行時にあたる)。そのため前側のむこうずねがひどい。」
ということです。
もちろん皮膚に鍼をさすことはできません。
ただ鍼は刺さない鍼・なでる鍼があります。
その一つが小児はりです。
Sさんの皮膚はとても柔らかく軟弱で刺激にはとても敏感に反応します。
小児はりでどこまでよくなるか楽しみでしょうがないです。
つづく