前回はあまりにうれしかったので大胆に書いてしましました。
誤解があってはいけないので詳しく書きたいと思います。
「喘息が良くなった」と書くと「喘息が治るのか、アレルギーが治るというのか?」と言われる方が出てくるでしょう
私が本当に伝えたいことは「皮膚の調子がよくなると身体の調子が好転しやすくなる」ということです。
小児はりで皮膚をなでていると皮膚が瞬間的にツヤとハリがでてきます。
子どもの場合は皮膚がピッカとひかりだすような感覚です。
そうなると呼吸が深くなり睡眠が深くなり食欲が増してきます。
そうすれば自己治癒力が増してゆくのです。
これは小児はりに限らず大人も同様です。
刺激には原則があります。
刺激がたりなければ変化が起こらない
ちょうどよく刺激が加わればよくなる
刺激が過剰なら疲労する。
この原則にもとづきちょうどよいかげんの刺激をあたえるのが鍼灸なのです。
しかしこの原則は鍼灸の世界だけに通じるものではありません。
ほとんどすべての世界で通じるものです。
食べ過ぎ、飲みすぎ、やりすぎ、はしゃぎすぎ
逆に足らないときもあります。
ちょうどよい、程よいが調和をもたらすのです。
そのためには「欲を減らし、足るを知る」心の安定が必要なのだと私は思っています。