2022年2月
2022年11月
コロナ禍が始まってから悪化したアトピー性皮膚炎の手症状に関しての経過良好症例です。
小さなころからアトピー性皮膚炎を抱えていた中学生の女の子。全体症状に関してはある程度コントロールできていたものの、コロナ禍に入り、様々な場所で手指消毒を求められる様になってから手の状態が急速に悪化してしまいました。
健康な皮膚は「皮膚のバリア機能」が働き、皮膚の水分保持と皮膚からの細菌やウィルスの侵入を防いでくれます。
しかし、手洗いやアルコールは手指についた細菌やウィルスを消毒してくれる一方で、同時にバリア機能の要である皮脂を洗い流してしまい皮膚が本来持つ機能を損なってしまいます。
一日数回ならまだしも、行く先々で求められると手荒れを引き起こす原因となるでしょう。
小児はりは、皮膚表面を優しく刺激することによって皮膚のバリア機能を強化してくれます。
加えて、身体全体に作用することで自律神経のバランスを整え、皮膚症状には天敵となるストレスを緩和してくれます。皮膚表面を刺激しているだけなのですが、乾燥、掻き崩し、ゴワゴワといった症状が不思議と良くなっていくのです。
アトピー性皮膚炎は、性質上良くなっていく場合でも増悪と寛解を繰り返します。
上の画像は、9ヶ月程経過した画像です。この間も良くなったり悪くなったりを繰り返していましたが次第と安定てしてきました。寒くなり乾燥する季節になりましたが画像で比較しても改善が確認でき、患児本人から話を聞いても去年よりも調子が良いといって言ってくれて大変嬉しかったです。
栗田鍼灸院
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