先日行われた「すこやか小児はり無料体験会」にて。

「日本小児はり学会」から出されているリーフレットを読まれた親御さんからこの様なご意見がありました。

 

 

 

「“小児はり”って“喘息”に効果があるんですね」

 

「日本小児はり学会」のリーフレットには数多くの適応症が記載されていますが、“小児喘息”もその中の一つです。

 

喘息に関しては古くから鍼灸が効果的とされ治療が行われてきました。WHOの鍼灸適応症の中にも小児気管支喘息及び気管支喘息は記載されています。

 

とはいえ実は厚生労働省の発表で

「現時点で、鍼治療が喘息の有効な治療法であるという証拠はほぼありません。」

と残念ながらはっきりと書かれています。

 

 

しかし、効果がないの!?というと決してそんなことはありません。

小児はりの臨床現場では効果的であるという声が数多く聞こえます。

実際に当院でも継続して小児はりを行うことにより喘息が改善した症例がございます。

 

なぜ小児はりが喘息に有益であるのか考えると、疲労回復、自律神経の安定、免疫力の向上といった鍼灸の基本的な効果が作用してくれているからではないでしょうか。

 

喘息の発作を予防するためには、過度な疲労やストレスをため込まず、適切な睡眠をとることが重要です。

 

疲労が蓄積し体力が低下すると風邪を引きやすくなり、アレルゲンに対しても過敏に反応してしまいます。それらは発作を助長する可能性があります。

また喘息の子供は発作の繰り返しや気道の狭窄により呼吸が浅くなり、首肩に強い筋緊張を持つケースが多く、これらは身体全体のこわばりや強い疲労感を産みます。

 

小児はりを行うと、不思議と身体が軽くなり疲労とストレスが解消されます。その上、喘息などの呼吸器疾患に限らず、小児はりにより睡眠の質が向上するお子さんは非常に多いです。

 

疲労とストレスが解消され、よく眠ることにより体力が向上すれば免疫力も向上してアレルゲンに対する過剰反応の減少も期待できるでしょう。

 

その上、小児はりをすると呼吸が一時的に楽になります。子供本人の口からハッキリ「楽になった」という言葉が出るほどです。

そして適切な皮膚刺激は自律神経の安定をもたらしてくれます。

 

現代医学の発達により、気管支喘息は治療法が確立され重症の発作は激減したと言われています。しかし、発作を抑える薬が子供の喘息体質を根本的に改善するわけではなく、予防薬の長期服用は薬の量と内容により、その副作用を必ずしも無視できません。

 

子供の成長においては、発作が起きにくい体づくりをすることが重要です。小児はりは喘息の症状を緩和し、アレルギー体質の改善や体力の向上が期待できます。喘息発作が起きにくい丈夫で健康な身体に成長すれば、その過程で薬の服用量を減らしていくことも可能でしょう。

 

現在、喘息の発作で悩まれているお子さんや発作はないけれど喘息の傾向があるお子さんも、ぜひ“小児はり”での治療を検討してみてください。

 

 

 

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