UD(ユニバーサルデザイン)タクシーの乗車拒否の問題について、障害者団体が昨日全国で一斉調査を行ったとの報道がありました。


最近街でもかなり多く見られるようになってきたジャパンタクシーは、車椅子のまま乗車できるユニバーサルデザインを取り入れたという意味でも画期的でしたが、初期のものはスロープなどの設置に約15分間の作業が必要であったことなどもあり、手を挙げている障害者の方を素通りする(乗車拒否)の問題が起こっていました。

今年2月から生産されている新しいものはスロープの組立手順などが大幅に短縮され3分程度で車椅子の乗り入れが可能だとのことです。


UDタクシーの導入については、障害者に優しい街にしていくという名目で、東京都も一台あたり40万円〜60万円の導入補助を事業者に対して行なっています。

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/05/15/04.html

多額の補助金費やされているというのに、目的が果たされていないという事であれば極めて大きな問題です。


この度の調査結果に注目するとともに、乗車拒否がなくなるよう事業者への徹底を都から働きかけていくべきだと思います。