今朝の街宣活動は東急線洗足池駅前から。


洗足池は、あの勝海舟が池上本門寺(大田区)で西郷隆盛と江戸無血開城について会談する際に景色を気に入り、後年に洗足軒という別荘を立てたということで有名な場所です。勝海舟が死去した際にもこの地に葬られることを望んだ事から、湖畔に墓が立てられ現在でも残っています。また洗足軒については、近隣に移設され今年の夏より「勝海舟記念館」として開館されることが決まっています。


という、幕末好きにはたまらないゆかりの地であるわけですが、今日お伝えしたいのは湖畔に建っているこの駅での街宣活動は、おそらく大田区内の駅でも最も体感温度が低いのではないかということです。水辺であると同時に中原街道に面しておりひらけている事から常時冷たい風が吹きつけてきます。


そんな中、ビラ配りとトラメガ(スピーカー)を使った街頭演説をやるわけですが、通勤される方々をはじめとして、「寒い中何をやってるんだろう」時には「迷惑だなぁ」という顔をされることもあります。私自身も一有権者として、同じく政治活動をしている方を見たら同じような感覚を持つかもしれません。


駅前を歩く十数秒で、きちんと話の中身など伝わりっこないし、寒い中手を出してビラを受けっとてくれる方は割合として決して多くはない。よく言われるのが、政治のビラに比べればパチンコ屋さんなどが配っているティッシュの方が誇張でなく5~10倍ははけるということです。

それほど、伝わっているという実感が薄いにも関わらず続けるのは、効率が悪いからといってそれ以外のチャンスがあまり無いからでしょう。


政治への関心は(何か大きな騒ぎが起きない限り)中々、向かないものです。

新しいツールを使ったり、やり方を工夫してみたり、出来る限り多くの方々に自分の考えを伝える方法についても模索をしていますが、効果測定も簡単ではなく常に空回りしていないか気をつけてやっていかなくてはただの作業になってしまいます。


つらつらと書きましたが、何が言いたいかというと、駅前や街で政治活動をやっている方を見かけた時には、いわゆるセオリー通りのやり方に何をプラスアルファしながらやっているかという点について注目して見てみると面白いかもしれません。

同時に、継続する事は本当に大切ですね。明日も活動を続けられるよう頑張りたいと思います。