2020年オリンピック・パラリンピックの入賞選手に送られる金・銀・銅のメダルを使用済み携帯電話・小型家電から収集する、「みんなのメダルプロジェクト」がついに、必要な分の金属を回収できたとして、3月31日で募集を終了することを発表しました。


本日付で発表された最新の金属別収拾量は以下の通りです。メダルによってそれぞれの金属の含有量はまちまちなのですね。純度の高い金を使えばコストが大幅に跳ね上がるから当然か・・。



この取り組みでは、全国の地方自治体を通じて実に約5万トンの小型家電、約500万台を超える携帯電話が全国のドコモを通じて回収されました。全国で13,000カ所の回収ボックスが設置され、取り組み中盤から約3,500カ所の郵便局、約6,500カ所のトヨタ・レクサスのお店にもボックスが設置されたそうです。

途中には回収が思い通りに進んでいないという批判も一部ありましたが、各自治体や企業の協力と知恵がそれらを跳ね返し、オリンピック・パラリンピック史上初の再利用金属100%のメダルが東京大会で使われるようになった事は本当に素晴らしいと思います。


2020年大会では、全世界から東京に注目が集まるわけですが、その際に、国内の隅々から集められた再利用金属で作られたメダルのストーリーについて海外メディアに報じられ、環境対策への意識啓発、日本ブランドの向上に大きく寄与するでしょう。

また、膨大な数の都民国民の方々からご協力をいただきました。それらの方々には特に「自分の携帯電話(小型家電)がメダルに使われている。」と一体感を持って盛り上がっていただけるはずです。


私も微力ながら、古い携帯電話を回収頂きました。どんなメダルが出来上がるのか楽しみにしています。