本日正式に、東京都平成31年度予算大綱が公開となりました。

我々都議会議員も昨日に説明を受けたばかりなので、各事業の詳細については現在把握中ですが予算案で明らかになった事業について、気になったところについて概要を取り上げていきたいと思います。


現在、所管の環境建設委員会でいうと、持続可能な社会を作っていくための省エネ・再生可能エネルギーの利用促進などの施策は従前より力を入れていましたが、それらがさらに強化されました。


多くの都民に関係があり、予算規模も45億円と大きい。今回新設された「家庭のゼロエミッション行動推進事業」は環境系新事業の目玉とも言える取り組みでしょう。各家庭の省エネ家電への買い替えのポイント付与によって支援します。



また、EV(電気自動車)、FCV(燃料電池自動車)などゼロエミッションビーグル導入促進も主要施策の一つです。これまで中小企業を対象にしていたEV・FCVの導入補助を個人・大企業まで幅を広げ、予算も1億円から18億円に大幅増額。



また今回特に印象的だったのは水素自動車普及のテコ入れでしょうか。都は東京オリンピック・パラリンピックまでに都内に水素ステーションを35カ所整備し、水素バスを100台運行させるという目標を立てていますが、現在稼働しているのは14カ所にとどまり、目的達成に向けてテコ入れ行なっていかなくてはなりません。



その他、「水素社会実現に向けたごみ収集車運用事業」は都民提案ので新たに追加になった事業です。こちらはうまくいけば良いけれど、量産車の無い水素ごみ収集車を、どうやって低コストで調達するかは大きな課題かもしれません。


まだ少し前に、電気自動車のF1と言われるフォーミュラEの東京招致というのも取り上げられましたが、これは「ZEV普及のための大規模イベントの調査・検討」という形で調査費が1000万円つけられています。一年かけて招致に向けた下調べをしていくという事ですね。我々都民ファーストの会でフォーミュラEの東京招致の要望をしましたが、それが実現に向けて動き始めようとしているのには感慨深い思いがします。


他にも注目の新事業が沢山あります。引き続き、取り上げていければと思います。