◾︎高輪ゲートウェイ駅、虎ノ門ヒルズ駅

 

 

山手線新駅が「高輪ゲートウェイ駅」に決定した。

 

目黒→五反田→大崎→品川→高輪ゲートウェイ→浜松町…と続くことに。漢字にこだわる必要性はないと思うが、結局「高輪駅」と略されるのではないか。

JR東日本によると、高輪ゲートウェイ駅周辺は江戸の玄関口として、また明治時代に入ると地域をつなぐ鉄道が開通した背景がある。それらを踏まえ、新駅が過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点になってほしいとの願いを込めての「ゲートウェイ」だそう。

 

 

続いて翌日には東京メトロ日比谷線 霞ヶ関駅~神谷町駅間にも新たに建設される駅の名称が「虎ノ門ヒルズ」駅に決定した。こちらは日比谷線らしく、まさしく"まちと一体となった"駅にふさわしい名前だ。

虎ノ門ヒルズ駅は銀座線虎ノ門駅との乗り換え駅となり、通勤の混み具合もスムーズになることが期待される。供用開始は2020年、完成は22年。

 

◾︎蒲蒲線の問題

 

東京オリンピックに向け、都内では延伸工事が着々と進んでいる。

私の事務所がある大田区蒲田は、JR蒲田駅と京急蒲田駅が約800mも離れている。JR蒲田駅は、京浜東北線・東急多摩川線・東急大井町線への乗り換え駅であり、大田区のターミナル駅としての役割を持つ。

 

また京急蒲田駅は、羽田空港行と成田空港行があり、駅でありながら空への玄関口として、日本人だけでなく外国の方も多く利用している。

 

この2つの駅間が約800mと非常に空いているため、

JR山手線等から空港線への接続が問題となっている。

これを解消しようとするのが「蒲蒲線・新空港線」である。

東急蒲田駅と京急蒲田駅を連絡し、アクセスの向上を目指すものだ。

 

都においても実現を目指すべき6路線のひとつとして今年度から整備に向けた基金を積み立てている。

 

◾︎西馬込デルタ地帯の空白

 

都営浅草線西馬込駅周辺の地図だが、

西馬込駅ー池上駅-大森駅を結ぶ三角形にある地帯が広く空白になっている。

都営浅草線は1968年に西馬込まで延伸工事を行って以降、西馬込以南への延伸は「検討段階」で終了しているのだ。

 

 

大田区の高齢者を取り巻く現状-大田区資料によると、機能低下により介護が必要とされる状態にある=フレイル該当者率はこのデルタ地帯よりやや西側の大森西側で有意に高くなっている。

 

23区内でも大田区の高齢化率は上から数えた方が早い。その中でも、とりわけ大森西周辺は介護が必要とされる方が多い。

 

大森西側から西馬込側へ、または池上側へ移動する場合のアクセスは地図を見ても明白であるが、非常に不便である。

 

まずはこの西馬込デルタ地帯のアクセス整備が早急に必要なのではないだろうか。