まだ肌を突き刺すような寒さは続くが、梅の花がちらほら咲き始めたのを見かける。寒さの中にも春の訪れがあり、間もなく暖かくなってくることが空気からもわかる。

 

例年では、3月ともなれば桜が咲き始める。桜の開花は日々の気温の差によって左右される。桜が咲き始めるころには空気が変わり、春の息吹が感じられることだろう。

本日のブログのテーマは“桜”。

都内に多くある桜の見どころと、無電柱化について紹介したいと思う。

 

  • 「さくら花だより」

東京都の発表している桜の開花状況を記したお知らせ「さくら花だより」では、桜の開花状況を都立公園・庭園別で8段階に分けてお伝えしている。期間は3月9日より。上野恩賜公園や浜離宮恩賜庭園、六義園など有名な桜の見どころから、奥多摩湖や国営昭和記念公園といった穴場スポットまでリストアップ。お花見シーズンには欠かせない情報を紹介している。

 

国花として知られている桜は大輪の花が美しく咲き誇るも、その期間は短く儚い。開花時期は年度末となるため企業や団体の花見客も多く、学校でも卒業・入学の季節となり、桜の木の下にはたくさんの人が足を運ぶだろう。ぜひひとりでも多くの人の目を和ませてくれたらと思う。

 

  • 河津桜と東京マラソン

 

 

Twitterでも少し触れたが、“河津桜”という種類は通常の桜よりも開花期間が長く、咲き始めるのが早い。そのため2月下旬にある「東京マラソン」の季節にはすでに咲いていることもあるが、今年はちと遅かったようで残念だった。

 

 

  • 梅まつり

ちなみに桜の名所である上野恩賜公園近くの湯島天神では、3月8日まで「梅まつり」を開催している。上野の山と合わせて、ビルが立ち並ぶ都会にぽっかりと表れたフォトジェニックスポット

 

 

  • インスタ映え≒セーフシティ。その理由

 

現在東京都では、災害時の対策の一環や都市景観を整備するため、電柱・電線類の持つ機能を地下に収容する計画を進めている。

 

 

東京都建設局HP「無電柱化ってなに?~東京を安全で美しい街に~」より

 

  • 無電柱化で未来を守る

日本に住んでいて、避けられないのが

『地震』だ。

もしも道を歩いている時に地震が発生して、電柱が倒れてきたら…

いつどこで、災害に見舞われるかなど、完璧に予測することは不可能だ。

 

無電柱化することのメリットとして、地震による破損の確立を大幅に下げられるため、もしも地震が起きても情報源への被害も少なくなる。つまり家族や友人と連絡が取れなくなる事態を防げるのだ。

 

また、電柱によって道幅が狭くなっている通りを無電柱化することで、車椅子やベビーカー、歩行者の安全も確保でき、バリアフリー化につながる。

震災だけでなく、電柱に衝突する事故も防ぐことができる。

 

美しい桜をこの先も見たいのであれば、無電柱化は是非推進していくべきだ。

 

無電柱化された未来は、写真に電柱が映り込むことがなく、画の自由度も大きく広がり景観も向上する。

それはきっと、理想的な都市計画に繋がるだろうと私は思う。

 

桜の花言葉は「精神の美しさ」だと聞く。桜が教えてくれる精神性にも負けない、美しい都市を私は創っていきたい。