日は都議会文教委員会の中で、2020年オリンピック招致レースへの参加に関連した質疑が行われました。質問できるのは文教委員会所属の議員のみですが、これまで都議会民主党では多くの議員が協力をして質疑内容を作り上げてきました。



2016年のオリンピック招致レースと同じ轍を踏むようでは、今回俎上に上っている2020年オリンピック招致活動を応援することはできないという前提の下、どういった招致活動およびオリンピックで有れば都民を幸せにするオリンピックになるのか、という観点で質問を行ってきました。



私がとりわけ注目したのは三点。

・数多く指摘されてきた税金の非効率、不透明な使い方をどう正していくのか。

・都民、国民を置き去りにしないように、どのように国内向けに支持を訴えていくのか。

・熾烈な国家間競争を勝ち抜くための、具体的な戦略。




まだ議事録も出来上がっていないので大まかな感想となってしまいますが、

・税金の使い方に対する都民の厳しい視線は、都庁も少なからず受け止めている。経費を半減させることや複数の代理店への分割発注についても代表質問で示唆している。

・招致の理念や具体的な戦略については殆ど「検討中」




無駄遣いを改めようということについては一定の評価をしますが、前回の招致敗北からおよそ2年、招致を引き続き検討していたのであれば具体的な戦略等についてもある程度明らかになっていて当然ではないでしょうか。




現在、代表質問や委員会質問での答弁を基に、招致レース参加に対する賛否を各々の議員が固めようとしており、来週の都議会本会議で会派としての結論を明らかにする予定です。