前回(https://ameblo.jp/kurishige/entry-12687749861.html)の続きとなります。
初期設定が終わり、再起動した後からになります。
ちなみに、SSHやVNC、またLinuxにおけるコマンド説明などは割愛いたします。
必要なソフトのインストールになるかと思いますが、現時点のOSのアップデートを行います。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
アップグレードはしばらく時間がかかります。すべて完了したら再起動しておきましょう。
$ sudo reboot
ここからはしばらくラズパイでUSBカメラを使う方法について書いておこうと思います。
USBカメラを使って画像保存する、映像を流すという方法はいろいろあります。
よくある方法として3回に分けて紹介したいと思います。
まずは「fswebcam」というツールを使った方法。
次のコマンドでfswebcamをインストールします。
$ sudo apt-get install fswebcam
インストールが完了したら、USBカメラをラズベリーパイに接続します。
そして、次のコマンドで試し撮りをします。
$ fswebcam -r 640x480 -F 100 sample.jpg
撮影が完了したら、コマンドを入力した時と同じディレクトリに sample.jpg のファイルが作成されているので、開いて画像を確認します。
fswebcam については他にもパラメータがたくさんあります。ここでは割愛しますのでインターネットなどで検索してください。
では次に、この撮影を自動化します。自動化にはcronとpythonを使います。
まずはpythonプログラムを用意します。以下のサンプルプログラムを参考に、自分で決めたディレクトリに作成してください。
ここでは、/home/pi/camera/というディレクトリに fswebcam}_sample.py を作成しました。
#!/usr/bin/env python
# coding: utf-8
# ==============================================================================
"""
Fswebcam Sample
Environment : Python2
"""
__author__ = "Your Name<mail address>"
__version__ = "1.00"
__date__ = "27 Jul 2021"
# ==============================================================================
import datetime
import subprocess
# ==============================================================================
#
# Init
#
# ==============================================================================
datetime = datetime.datetime.today()
datetime_formatted = datetime.strftime("%Y%m%d_%H%M")
file_name = "fswebcam_sample_" + datetime_formatted + ".jpg"
# ==============================================================================
#
# Main
#
# ==============================================================================
if __name__ == '__main__':
subprocess.call(['fswebcam','-r', '800x600','-F','50','-S','40','-D','3','/home/pi/camera/' + file_name ])
ファイルが作成できたら実行してみます。
$ python fswebcam_sample.py
プログラムと同じディレクトリにファイルが作成されていたらOKです。
問題なければ、このプログラムを cronで実行するように設定します。次のコマンドでcronを編集します。
$ crontab -e
このとき編集に使用するエディタはお好みのものを選んでください。
cronの設定ファイルの一番したの行に以下を追記します。
*/1 * * * * python /home/pi/camera/fswebcam_sample.py
これで1分おきに自動的に撮影が行われてファイルが作成されます。
ここでもcronの詳細な設定は割愛します。インターネットで検索すると起動時間についていろいろな方法が見つかると思います。
今回はここまでです。
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