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彼女が通り過ぎるたび無数の目とレンズが彼女に向けられる。 今年牝馬三冠を達成したばかりの3歳牝馬、アーモンドアイだ。 国内外の強豪古馬が集う中主役へと推しあげられた彼女はそのプレッシャーの中でも少しも動じることなく、あくまでもマイペースに歩いていた。その様子を見て人々は「かわいい」とつぶやいていた。そのかわいいアーモンドアイがどれだけの能力を秘めているのかを私たちはみんな知っている。あとは2400mという長丁場を、最内枠からどんなレースをしていくのか、今日は見守るだけだ。 . レースが始まった。スタートを決めたアーモンドアイは道中逃げるキセキを前に見て2番手で進み、最後の直線ラスト1ハロンで先頭へと立ってあざやかにゴールした。 勝ちタイムは2分20秒6のレコード。 彼女が先頭に立った瞬間、私は目頭が熱くなった。これまでのレースでも私たちを賑わせてくれたアーモンドアイだが、3歳牝馬の頂点に立った彼女の次のステージとして定められた最初の大きな壁を彼女は難なく突破してみせた。ここから、次はどんな光景へ私たちを連れて行ってくれるのだろう。 . 検量前に次々に馬たちが戻ってくる中、人々はざわつき、すごかった、強かったと先ほど見たばかりのレースについて、それを制した1頭の若い牝馬について興奮した様子で話していた。 しばらく経って、彼女が現れた。 走る前と変わらずおだやかな顔をしたアーモンドアイ。その頭には新たな王冠が輝いている。 女王の期間を、人々は隠しきれない熱気で迎えていた。 . . #競馬 #アーモンドアイ #ジャパンカップ #JC #東京競馬場 #東京競馬 #パドック #japan #japanhorseracing #jra #tokyo #府中競馬 #府中 #府中競馬場 #馬 #牝馬

栗林さみ Sami Kuribayashiさん(@kurisami)がシェアした投稿 -