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先日地方競馬教養センターで取材させていただいた吉井章騎手。


昨日大井でデビュー戦を迎えました。



吉井竜一元騎手、現調教師の息子さんで、昨日はお父様の引退式で2人並ぶ姿も見られましたね。


章騎手は、小さな頃お父様が騎手であると知らなかったそうです。
家でお父様はお仕事の話を一切しなかったというんです。

ある日、たまたまお父様のお部屋で遊んでいて、その本棚で、競馬学校時代に使っていた馬の乗り方についてのテキストを見つけて読んでみたらしく。
(きっと、今もお父様はその本をたまに読み返してるんでしょうということでした。)
その本がとても分かりやすくて、この通りにしたら自分も馬に乗れるのでは、と興味を持ったのが騎手を目指すきっかけになったそうです。

騎手を目指す、となってからは、お父様も自分のお仕事のお話をしてくれるようになったそうですよ。
(一緒にスポーツは?と聞いたら、スノーボードに行ったり、と一緒に過ごすことも多かったそうです。仲の良さがうかがえます。)

章騎手は候補生時代、研修で大井競馬場に行った時にロッカーでお父様と話していたら、周りの騎手に「吉井騎手に敬語で話さないなんて!」と驚かれたそうで、そんなところからもお父様はすごいんだなあ、と感じていたようです。


ご家族に競馬関係者がいて、小さな頃から競馬のお話を聞いていたから騎手を志した、というのはよく聞かれるお話ですが、
まったくお父様の職業を知らず、それでも自分で馬を好きになって騎手になったというのは面白いお話だなあと思いました。


章騎手は長身で、お話ししているととても落ち着いた雰囲気の好青年でした。
これからの活躍が楽しみです。