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#びょうぶとあそぶ




屏風。昔の人はどんな風にそれに親しんでいたのか。

今、美術品としての意味合いが強くなった #屏風 は、
特に美術館に飾られているような作品たちは当時のように楽しむことはできなくなってしまいました。



今日はそれを体験すべく、
#上野#東京国立博物館 に行ってきました。




父のつとめる会社のみなさんが映像制作を手がけた「びょうぶとあそぶ」。



長谷川等伯「 #松林図屏風 」や尾形光琳「 #群鶴図屏風 」の高度な複製品を展示して、映像を投影したりする企画です。



まず入ってすぐに松の香りが。



暗闇に暖簾がいくつもさがっていて、松が映されています。

まるで松林を散歩しているかのよう。





その道を抜けると畳が敷いてあって、

屏風が飾ってあります。




昔の人はこうやって、ガラスケースなしで畳で屏風を楽しんだんだよね。

なんて思いながら畳に座って松林図屏風を見ていると、

屏風の向こうのスクリーンに映像が流れ始めます。



屏風と外の世界を鷹が飛び交ったり、



松林から始まった世界は山へ繋がり、いつの間にか私たちは船からその景色を見ていて。



白黒の世界はいつの間にか


色づき、


花が舞い、
雪が舞い、



あたり一面が雪に埋まると、



いつのまにか白黒の世界の松林に戻っていて、


また屏風の絵だけがそこに残るんです。







屏風の先に広がる世界




昔の人は、ここまでの世界を見ることができていたのかなあ、って。


そう思ったら、


安易な言葉だけど、ものすごく感動して。



この小さな屏風の世界は実はとても大きかったんですね。



大学時代も勉強して何度も見ていた松林図屏風だけど、知らなかったなって。




そのあと群鶴図屏風も見ましたが、



これも、鶴たちがCGでイキイキと動いてまして


(そのプロジェクションの前にいる人数分鶴が現れたり、鶴の近くに寄ると驚いて逃げる仕掛けがあったり楽しかったです。)



近くに複製が展示されてましたが、



屏風の絵は動かない、んだけど、
見方によっては動いて見えると解説してあって。



まさにCGの鶴たちのように昔の人には見えてたのかなあって。


屏風、また勉強したくなりました。
行ってよかった!