キタサンブラック JC共同会見

北島三郎オーナー50年以上競馬に携わってきて、初めてこの由緒あるレース、ジャパンカップを勝つことができて、涙がこぼれました。今日レースが終わったあと、10万近い人がまつりを歌って驚きました。武豊騎手は、この前まつりを一緒に歌うと言ってましたが、今日はずっと、歌わないですからね、と言われていました。すべて馬のことは調教師と武騎手に任せっぱなし。今日は兄弟みんな集まって、みんなで感動しました。双眼鏡をかけて見てましたが、良いペースでいっているなとほっとして見ていました。武さんに任せた上は、じっと見てました。このまま逃げて勝つんじゃないか、も思って見ていました。直線向いた時に、雪があったので馬場が心配だったし、馬場のうちの痛みも気になったけど、しっかり伸びて、ゴール前から双眼鏡をどっかにやって涙が出ていました。武さんにはまた乗ってもらいたい。ここまできたら、今年最後もまた。あの馬のおかげで、私よりもあの馬のほうが人気が出て、それは少し抵抗もありますが、競馬ファンや素敵な騎手調教師と出会い、私は何もしてませんから。自分の子供が育って大きなレースに出られるようになったこと、キタサンブラックに有難うと伝えました。

武豊騎手
前回のレース以来またがって、非常に馬の状態の良さを感じました。他の馬が先手を主張しなければ逃げようと思ってましたが、そんなレースになりました。良いリズムで走ってましたし、今日のレースは60秒台でと思っていたので普段通りの良いレースができました。余裕を持って追い出すよう、残り300までは最後の力を出さないように自分に言い聞かせて乗りました。先手を取った時点で自分でコースを選べるので、ベストなコースを選んで通ったつもりです。ゴールをした時はこの馬は改めて強いなと思いました。今まで乗せていただいた中でも今日のこの馬のパフォーマンスは一番強かったと思います。今年この馬とコンビを組ませてもらって、有馬記念にこの馬で出て勝つことがどれだけ大きいことかと思います。
清水調教師最後の直線も手応えがありましたし、追い出しもできるところまで待っていたので、安心して見ていました。最後200は何か叫んでました。まずは馬の様子を見て回復に努めて、それから年末に向けて進めていきたいです。