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親知らずバスターズ日記3








Xデーがやってきた。






「いやだよー。ぬくのこわいよー。いやだー。こわいー。こわいよー。」


と呟き続けるあたし。




池添リーダー(注意:何者かは親知らずバスターズ日記2を参照)はパソコンカチカチしながらこんなことを言った。


「いやー、さっと抜けてくれるといいんですけどねー。ぼくてきにもねー。」


「ちなみに、さっと抜けないと?」






と聞いたところでガチャッと音がして武器(注意:道具)一式が目の前に。




「トンカチ!!!!」




フラッシュバックする。下の親知らずたちとの戦い。
あの時は骨の中に埋もれた歯をトンカチで叩いて割りながらとったのだ。






もしかして、それ用??




……では実際にはなかったのだが、むしろもっとおそろしい武器だったのだが、それはまた後で。








「いやははははは。わたしこえおおきいんで、ぎゃーとかわーとかいたいーとか叫ぶかもしれないけどきにせずやっちゃってくださいね。ははははは。それにしてもやだなこわいなー。」




リーダー「はじめますよー。」




麻酔銃(注意:ただの麻酔の注射)でまずは親知らず女王の周りを固める衛兵(注射:神経)を眠らせてからの戦い。




が、




リーダー、すごいよ、すごすぎるよ。




凄腕のリーダーにかかれば、麻酔銃の痛みもちくっくらい。
痛みに弱すぎるサミ隊員もさすがに痛いのイの字もつぶやけませんでしたよ。
お見事!






しばらく麻酔銃が効くのを待ってから、




順調に戦いは始まったのだった……






この後に待つ悲劇も知らず私は






えー。超簡単ジャーン。へへへへーん。




とか思いつつ目を閉じたのであった。








つづく




#親知らず