2023年の大みそかから元旦にかけて頂いたお酒は、入手困難酒の代表、十四代でした。
開栓すると、上立ち香は芳醇でトロピカルフルーツ様の甘い純米香が華やかに上がります。
一口頂くと、キュートな酸と、とても濃醇なお米の甘旨味が一気に大きく膨らんできます。
酸味6、甘味4くらいの割合で、中盤はジューシーな甘旨味とコクがさらに押出しを強めます。
終盤に甘味が後退すると、最後はキリッとシャープでドライな旨酸が喉にキレり後口でした。
甘酸のバランスが秀逸で、火入ながらとてもジューシーな甘旨口食前食中酒だと思います。
特別純米クラスとして、価格が高めなのは、高価な酒米を醸しているからなのでしょうか。
レモンを適量搾ったオレンジリカーのようで、フルーティ&ジューシーな味に大満足でした。
銘柄：十四代 中取り純米 厳選 無濾過 04BY
酒蔵：高木酒造㈱
種類：特別純米
原料米／使用酵母：国産米、国産米こうじ／蔵付10号酵母
精米歩合：55%
アルコール度数：15度
日本酒度：非公開
酸度：非公開
製造年月：2023年7月
購入価格：¥2,420 ／ 720ml
お気に入り度：★★★★☆
【2023-143本目】
