なかなかファンキーな子と出逢った。、


本日からスクールが再開。



3密を避けて、安全管理のもと久しぶりにトレーニングが再開できました





子供たちは本当に楽しそうで、約3カ月間運動を十分にできていなかったのかやはり体力が落ちていたのでとにかくのびのびと今日は溜まっていた全てを解放するようなトレーニングメニューを仲間たちと組みました。




今日はぐっすり眠れると満足そうにみんな帰って行った。



今日四年生で体験参加で初めて来た子の中にここ数年では珍しく扱いが難しい子が来ました。



最初の自己紹介から自分の名前を言わない、背中を向ける、話さない。

一言もしゃべらずその場から立ち去り親の元へ逃げる。

何度誘ってもコートへ戻ってこない



体験に来たはずなのにヤル気は全くない、走らない、途中思い通りにいかなかったのか既存選手の体を蹴ろうとしたりボールを蹴飛ばしたり。


自分がシュートを外したのに座り込んで土を自分の足の上に乗せ始めて試合放棄。


その後も途中で練習を投げ出し親の元へ帰る。

誘っても戻ってこない。



さすがにコーチングスタッフもお手上げ状態でした。



普通なら怒鳴られて帰らされるか、親の所へ2度も3度も戻れば呼び戻す事はもう無いでしょう。



ただ、これはある意味自分(コーチ)次第で。


こういう子が来たときにお手上げ状態で諦めて帰ってもらうかこの子を人間的に成長させて卒業させる事はできないか?と、試行錯誤してみるでは大きな違いで



、「グループ」や「チーム」の中に彼を入れる事はとても危険なことでもあるがこれこそ教育・指導だと思っています。



そしてクリアドールではこういう子から逃げた事が過去1度もない。



なおかつこれはスクールの話だけではなく、仕事でも同じことが言えると個人的には思っています。例えば「この自分が描いた絵を買ってください」と初対面の人に言ったとする



当然どこぞの誰かが描いた絵は要らないので断られます


訪問販売等も同じ様なものだと思います



1番大事なのは、相手に「NO」という態度を突きつけられてから。それからそれをどう「YESに持っていけるか。


無理と言われて終了ではなく無理と言われたところからが本当のスタートだと昔から考えるようにしています




なぜか。95%以上普通の人は「無理」や「NO」という態度を取られるとこれ以上はダメだと引き下がると思うので。



でも、とりあえず壁を作るためにNOの態度をとっていることの方が実は多かったりもします。


まずは諦めない、そして相手の心を探り相手の気持ちになることが重要だと思っています



そして「無理」から「やってみる」に人の気持ちを変える力があれば共通してどのジャンルでも活躍できるはず。



今日の子を見て6年前ほどにもスクール生の体験で似たような子が来た事を思い出した。


体験で来たにもかかわらず、初対面から集合の呼びかけにも靴ひもをずっと結んでいて集まらない。ヤル気がない。

なんで集合に集まらないのか?と問いただすと「はぁ?」みたいな。



けど僕はその後すぐにその子を公式戦のキャプテンを任せられるまでメンタル的にもスキル的にも成長させる事に成功した

1年後には周りの選手を優しく引っ張る側に。



だから今日その子を見たときに良い学びの対象がまた来たなと率直に感じた



こういう子が来た時、僕はいつもこういう風に考えます。この子をイエスと言わせる事ができたら。、

この子の口から「やってみる」を言わすには、。



子供の場合の多くは緊張や恐怖やストレスから来てる事が多い。


そして僕のまだまだ未熟な経験上子供の場合、大人に対して取る態度の中に



・自分のワガママがどこまで通るか?

・自分をどこまで信用してくれてるか?

・自分を好きで細かく見てくれてるか?



この辺りかなと思ってる。



長く指導すれば小粒程度の経験もあるし自分が子供の時に抱いていた感情から導いてもそうだし、父親になればさらに感じる。



案の定しっかり話せば戻ってきてくれた。



最後に決めるのは選手自身だけれども大人が先にあきらめないようにしっかりとした体制だけは皆で作りたいと思います。


そして何より他の教え子達がとにかく優しくて神対応なので有り難い。



「あの子は今日初めて来たばかりで緊張してる。ボールを蹴り飛ばしてるのも本心じゃない。本当は皆と楽しくやりたいはず。だからあの子にパスを多めに出してあげれるか?失点してもいいから。そういう事が出来たらお前はもっと良い選手になれるよ」とボソッと1人の選手に呟いたらしっかり神対応してくれました。




今月より活動再開、宜しくお願いします⤴︎⤴︎