本日は京都大学の監督で京都に行き、その後フットサル関連の取材でした。



少しずつ気温も高くなり、練習自体集中できなくなる時期に入ってきた。


取材の内容は今月中には出るはずなのでよかったらまた皆さん読んで下さい。
僕のフットサルに対する、大きな枠で捉えるとサッカー・フットサル、それ以外にも活用できる考え方があるかもしれません。


取材でもあったけど、何故、3年ほどで京都大学がここまで強くなったのか。
過去のBAMB LADIESもそうでしたが


まず第一に僕の指導を受ける学生たちのモチベーションの高さにあります。

そして練習の強度と密度。

トレーニングのテーマと意味。



簡単に言うと、僕が監督をする時に
実際に起こり得ない状況のトレーニングは一切しません。
基礎練習など1人でできる練習も基本やらない。
ダウンもしない。

極端ですか?
でもダウンはチームで揃ってやる意味ない。と思ってます。個人個人の会話での修正を含めたら行うのもありだけど。
京大の場合は月に2回ほどしか教えてないので時間の問題もありますが。

基礎練は家で1人でやるか自主練で残ってやればいい。

トレーニングが始まったら遊びを入れてすぐに本番に入ります。


トレーニング中はかなり細かいところまでこだわり、心理的なものまで含めて伝えます。


長く他チームの練習などを見てきた中で言えるのは、リアルじゃない、試合で起こり得ないことの練習を、ほとんどのチームがしていてしかもそれが良いと思って繰り返しているチームばかりだと個人的には感じてます。


閉鎖的な指導者やチームも山ほどあるので、指摘されることもなく、気付かずにただただ時間の浪費をしている。



先日神戸フェスタを見に行きました。

バルセロナの若手チームやローマ選抜などが日本に来ていた。

バルセロナBは若手というか子供に近いくらいの選手が多く、ラストパスやフィジカルベースが低いにも関わらず


デウソン神戸も、関西で活躍する選手のみを選んだ関西選抜もバルセロナの10代中心の若手チームに、本来なら結果は勝って欲しいなと思う所がフリーランやフェイクに翻弄されて敗戦。
観た人はわかると思いますが全然違いました。


過去にも何度か書いたことがあるがフットサルやサッカーは奥深いスポーツでシンプルです。


点の取り方やボールの保持の仕方、突破のタイミングやフリーラン、幼少期からしっかりした指導者に囲まれて育ってきた選手と日本の差が出た内容だった。


これは少年サッカーなどでも同じ事が言えると思います。

戦術などは数字に合わせてみんなが機械的に動く事ではないって事を。


今回来日したバルサの若手みたいに細くてで小柄でも身体にすら触れない、そんな光景が何度も起こり、それが日本で見られるか、そんなチームがあるかと言ったらなかなか難しいんじゃないかな


1つのパスには意味があって1つの動きには意味がある。

毎日毎日上手くなりたいとフットサルに励んでるチームがこれをどこまで理解してやっているか。
ツイッターとかでよく見かける専門用語とか難しい言葉はいらないです。


自分のチームで練習を取り組んでいる人は真剣にやっているならなおさらこだわってほしいと思います。


本当にそのタイミングで試合中に抜けるのか?本当にその走り方で突破できるの?


ダイレクトか、ツータッチか、足元か、裏か。

その、自分で出したパスの意味は?
そこでパスをもらう意味は?

じゃなかったら難しい。、


ぜひ、ボールを持っていない残りの選手が今のままで、その動きやポジショニングで本当にいいのかって問いかけてみてくださいね。