2024年 5月31日 (金曜日)


大原にある宝泉院へ行ってきました。


京都大原、といえば三千院♪

ですが、その先にあるお寺で、額縁庭園が見どころです。


本当は秋の紅葉の頃に行くのが一番だと思いますが、ものすごく混むので、新緑の今の時期にしました。


まず、大原にはバスで向かいます。鉄道が通っていないので。


出町柳駅で京都バスに乗りましたが、すでにお客で一杯で立っている人もいました。

幸い次のバス停「下鴨神社」で降りた人がいたので座れました。

バスは川辺りを走り、途中で鹿の親子を見かけました。

鹿はすっかり京都に定住しています。

大体30分で大原のバス停です。

そこから歩いて10分ぐらい。ちょっと登ります。




参道にはお店がだいぶ増えてました。

三千院の前を通り過ぎて、更にもう少し行くと



新緑の美しい門前。

大きな松の樹が近江富士を形どっています。


そして、宝泉院の一番の見所

額縁庭園

はぁ〜美しい。

この写真を撮るために、1時間以上粘りました。


なぜかというと、ずっと人がいて、このように柱が額縁になっている状態に人が入りこまないように撮ることができなかったのです。


待ちに待って、最後に2人だけがなかなか帰りそうになったので、そこはお願いしてどいてもらいました。


みんな、緋毛氈の上に座ってしまうのです。

お寺の拝観料が900円で、抹茶とお菓子がついてきます。



これを緋毛氈に座って食べるので。

(このお菓子、とても小さい和菓子屋さん若狭屋末則のものでした。お店にほとんどお客を見かけないけど、お寺にこんなふうにお菓子を出しているとは!だから個人客はあまり重視しなくてもいいのね。)


こちらも同じ庭の別の角度からのベストスポット。

珍しい水琴窟もあり、竹筒を通して音を聞きます。

写っているのは全然知らない人です。


このお寺は、お庭以外にも見どころがいっぱいあります。

血天井



でも、足跡とかは見つけられませんでした。
伏見城の床板を移築してあるそうです。
この伏見城での戦い、大河ドラマ『どうする家康』に出てきたと思います。

もう一つ、珍しい楽器

石盤(サヌカイト)






石で作った木琴のような楽器です。
許可をもらって、実際に鳴らすことができます。
西洋音階ではないので、独特の音階です。
お教を読むときに音を合わせるために使うもので、声明(しょうみょう)という音階のあるお教です。
これも室内に流れてました。

実際に楽器を試弾させてもらえるとは思わなくて嬉しかったです。
『ブラタモリ』でもやってました。
この音階は、世にも奇妙な物語のテーマソングのメロディそのままです。

五葉の松

この大きな松、はじめに見た近江富士をかたどった松です。樹齢700年で、ちょっと弱ってきているので棒で支えたり、手当がされてます。

別の庭園

鹿野園

室内に囲炉裏があります。

鶴亀蓬莱庭園

池が鶴、築山が亀、だそう

たっぷりお庭を楽しんだあと、バス停に戻ることには激しく雨が降っていて、靴の中まで濡れました。

帰り道を間違えてしまい、出世稲荷神社の前を通りました。


多分三千院の前で曲がるのを間違えたのだと思います。

でも、ちゃんと大原の次のバス停梅の宮前からバスに乗れました。

バスは出町柳から大原まで440円です。
大阪に行くより高いです。(大阪は京阪電車の株主優待券を使えば400円前後でいけるので)
大原は、これでも一応京都市内なのに、かなり不便です。

でも、たまに行くには別の国に行くようなもので、だいぶ風景も違うし、

行ってよかったです。